最近では毎年のように「世界長者番付1位のジェフ・ベゾスの資産が○○兆円になった」というような見出しを見ます。
ジェフ・ベゾスの資産が大きくなったということは、イコールAmazonの株価が上がったということで、Amazon株をほんの少しですが保有している私としては嬉しいことでもあります。
先週金曜、2020年7月10日の終値で、Amazonの株価はぴったり3,200ドルとなりました。
この株価は、私がAmazonの株を買った2014年4月時点の309.5ドルから、6年と3か月で実に10倍以上です。
ちょうどいい節目に感じましたので、今日は投資銘柄の振り返りをしたいと思います。
投資を始めたキッカケ
私が株式投資を始めたのは2014年の4月。
前々から興味のあった株式投資をこの年に始めたのは、「結婚」と「NISA」という二つのキッカケがあったからです。
結婚
投資を始める少し前に結婚していた私は、まだ日本人の多くの世帯が採用している「お小遣い制」に移行しました。
それまで「毎月のお小遣い=可処分所得=自分の給与の額面金額」だった私ですが、結婚を機に、一気に統制経済へと移行します。
そこで毎月私に「支給」されるお小遣いの額について、金額交渉をしたのですが、少しでも多くのお小遣いが欲しい私は、自分の小遣いで貯金をするから、小遣いを上げてほしいと交渉しました。
これからは投資もした方がいいと思っていたので、奥様にお任せして貯蓄だけするよりも、自分で投資をした方がいいと判断したためです。
NISA
2014年に始まった「少額投資非課税制度」、いわゆるNISAも、株式投資への道に踏み出す私の背中を押してくれました。
当時は「つみたてNISA」はまだなく、NISA一択でしたが、自分の知っている株を適当に買おうと思っていた私には、毎年120万円の投資額まで使えて配当やキャピタルゲインが非課税になるこの制度は、ちょうどいいものだと思いました。
ちなみに、NISAには「購入の」限度額があったり期間が決まっていたりしますが、購入した株の「株価上昇後の結果としての売却時における金額」の非課税の額については限度がないため、キャピタルゲインを狙った購入(120万円で買える小さな株が大化けして何倍にもなるタイプ)が一番お得な気がします。
まぁそんな銘柄がどれなのかわかっていたら苦労はありませんが(笑)。
投資銘柄一覧
最初の銘柄はすべて、身近に活用している企業
私が初期に購入した銘柄は、すべて日常生活で使っていて「好きなブランド」、「便利なブランド」でした。
あと、お小遣いで買えるくらいの価格というのも重要で、ほとんどの銘柄で最小購買単位(日本:100株、米国:1株)での購入をしています。
ビックカメラは小さい頃から使っている家電量販店です。
スターバックスは大学生の頃から社会人数年目くらいまでは、ほぼ毎日のように使っていたおなじみのカフェ。
こちらは親会社の米スターバックスが株式を買い戻してしまったので、現在は日本の子会社であるスターバックス・ジャパンの方は上場廃止です。
ただ、買おうと思えば、親会社の米スターバックスであれば購入可能です。
スターバックスはそういう経緯で強制的に売却となったのですが、買い戻しのための上乗せ分もあったことから、そこそこの利益が出て終了でした。
イオンは当時住んでいた町にあったので、持っていたら便利かなと思って購入しました。
が、ちょっと離れた場所にあったため、奥様があまり使うことがなく、結局、他の株式を購入するために売却してしまいました。
これもそこそこプラスで終えていたと思います(100株なので絶対値が小さいですが)。
また、これ以外にも毎月積み立て型の投信も2本やっていました。
この2本については、本を読んだりしてオススメの銘柄となっていたものを見つけて投資しましたので、今思えばかなりテキトーに選んでいました。
この2本も、シリコンバレーに赴任するタイミングで売却しており、2本あわせるとプラスで終了していました。
と、このようにNISAを始めたばかりの頃は純粋に「好きな株を買う」という買い方をしていましたが、そのうち銘柄の目的に整理して考えるようにしました。
銘柄の目的としては3つあり、①株主優待目的と、②配当目的、③キャピタルゲイン目的です。
ちなみに、私は一介のサラリーマンであり、短期売買をするタイプではないので、キャピタルゲインは主に長期の観点からのものです。
株主優待目的
毎期ごとの株主優待を目的に保有している銘柄は以下の2つです。
ビックカメラは半期に一回、2,000円分の株主優待券をくれます。
あと、長期保有者用の1,000円分が1年に1回上乗せされるので、毎年5,000円分の商品券をくれます。
配当自体は雀の涙ですが、ビックカメラでよくお買い物するので5,000円分の商品券はかなり大きいメリットです。
ただ、期限が切れるのが異様に早いので、ため込んでいっぺんに使うということはできません。
アトムは、私が大好きな「ステーキ宮」というレストランを経営しており、地元に帰ると必ず行くお店で、そこで使える優待ポイントのために購入しました。
ステーキ宮のお肉はハンギングテンダーというハラミ肉を使ったステーキセットと宮のたれの組み合わせが素晴らしく、激ウマです。
この文章を書いているだけでヨダレが出てくるくらい、私の「パブロフの犬」的メニューです。
配当目的
毎期ごとの配当を目的に保有している銘柄は以下の2つです。
この2銘柄は現在、株価的にはマイナスです。
タバコが大嫌いな私ですが、JTはもう完全に配当目的と割り切って買っています。
JTは完全にダウントレンドのときに勝ったみたいで、私が購入して以降、順調に値を下げています(笑)。
ちなみにJTは毎年レトルトごはんなどの選択式の自社商品ギフトをくれますので、株主優待的な性質も持ち合わせています。
ソフトバンクも同じく、私の携帯キャリアでもなんでもありませんが、安定的な配当を出せる事業と見込んでの投資をしています。
IPOの抽選に応募していましたが、抽選にならないくらい人気がなかったようで、すぐ当選しました。
上場以来、上場時の株価1,500円を超える日が数えるほどしかない気がします。
ただ、毎年、少ない投資額ながらもそれなりの配当を出してくれるので、ずっと持っていればいいかなと思っています。
(長期)キャピタルゲイン目的
長期的な成長を見込んで保有している銘柄は以下の2つです。
上記2銘柄はNASDAQとNYSE(ニューヨーク証券取引所)の銘柄なので、いわゆる「外国取引」に分類されます。
Amazonは当時サービスを使っていて好きだったので、今後も素晴らしいサービスを展開してくれるといいなと思って軽い気持ちで買いました。
私の使っているSBI証券では、国内株の取引と外国取引の申し込みは別であり、わざわざ外国取引の申し込みをしたくらいですので、そこそこ上がってくれるだろうと踏んでいたとは思いますが、まさか株価が10倍になるとは思っていませんでした。
一方、ALIBABAのADR(米国預託証券)は購入した時期もだいぶ最近で、完全にキャピタルゲインを狙っての購入です。
ただ、Amazonほどは上がっていません。
今後の投資方針
現時点での成績振り返り
私が投資を始めた2014年4月は、日経平均も14,000円前後と今よりかなり低く、アベノミクスもこれからという時期でしたので、現時点で総じてみればプラスになっているのは、始めた時期が良かったのかなと感じています。
しかしAmazonの快進撃は、ここ最近、とどまるところを知らない感じで驚きです。
2018年の夏に1回、2,000ドルを超えてからしばらく2,000ドルの前後をフラフラしていたのですが、やはりコロナの影響もあって、今年に入って一気に上がりました。
2,000ドルのとき、「いやぁ、すごい株価上がったなぁ、でももう難しいかなぁ、どうだろうなぁ」と思っていましたが、なんのなんの、まだまだ先が読めません。
やはりテクノロジー株はバケます。
今後の投資方針
現在、シリコンバレーに赴任中につき、日本の証券口座では取引ができないため、一旦は取引を中止しています。
アメリカの株取引アプリを試す意味での小さい取引はしてみましたが、まだトライアルの域を出ていません。
できれば今後もポートフォリオのバランスは意識しつつ、「配当目的」の銘柄を増やしていきたいと考えています。
なんか、毎年もらえるお金が増えていくのって、ワクワクすると思いますので。
ワクワクしたいです。
^U^
ひとことポイント
・好きなブランドを応援する目的で株を買うとうまくいく(こともある)
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