「モーレツに働く」という古くさい成功体験から脱却せよ

jail house work 02.キャリア・副業

世間ではいまだに「長時間働く人=仕事ができる人」という考え方がまかり通っている気がします。

この頃は「働き方改革」でだいぶ意識が変わってきたかと思っていましたが、一方で旧来型の考え方から脱却できない人はまだまだ多いようで。

ということで、今日は「ああ、今日も長時間働いた、いい仕事したな」という考え方はもう3周くらい古くさいよねという話です。

労働集約的な仕事をしてきた日本

確かに、残業をなるべくたくさんすることが正解だった時代はありました。

なぜなら、時間をかければかけるだけ成果が出るという労働集約的な業務が多かったからです。

コンビニのバイトと一緒です。

それが高度成長期からバブル期にかけて比較的長く続きました。

時代は平成を経て令和になっても、いまだに残業が美徳とされている職場は少なくないと思います。

原因の一つは、生産人口のボリュームゾーンである、バブル世代以前の層が管理職となり、職場全体の価値観形成に影響しているからでしょう。

「オレが若いころはモーレツに働いた」という上司の武勇伝が、生産性の足かせになっているわけです。

これからは、いかに少ない時間で成果を出すかの時代

今は違います。

日本の労働生産性の低さが叫ばれて久しい現代、「人がガムシャラに量をこなす」だけでは、たいして付加価値が生まれなくなりました。

現代は「いかにシステムを活用したりオペレーションを効率化して仕事をするか」という働き方の時代です。

ムダなことをやめて、労働集約的な発想から抜け出して、付加価値を生むことは何かを考えて行動しないと、日本はいつまで経っても働き方後進国から抜け出せません。

もちろん、外部的な要因で危機的状況に陥り、一時的に多くの業務を短時間でこなさなければならない事態が発生することはあり得ます。

しかし、それも、いかに日頃の備えをして、そういう事態を発生させないかを考える必要があるでしょう。

さすがに東日本大震災や新型コロナウィルスのようなものは、完全に「時期」を予想するのはムリですが、こういうことが「数年に一回くらい起こる」ことを前提にビジネスやオペレーションを組み立てることはできます。

それをやらないのは、経営の怠慢でしょう。

脳に汗をかくと8時間でもシンドイ

ある意味、時間に頼っている働き方って楽なんです。

何も考えずにシステムの一部として作業をしていればいいわけですから。

逆に短い時間で成果を出す人は集中しているし、常に効率的に仕事をすることを考えているから、短時間でも、ものすごいエネルギーを消費しています。

脳に汗をかいているので、定時上がりだとしても、シンドイと思います。

作業がノロいがゆえに残業代をもらえる人がいる一方で、業務をきっちり8時間で終わらせて帰る人が残業代をもらえない。

ヘタすると「あいつは今日も定時で帰った、がんばってない」になる危険性もある。

そんな職場では働きたくないですね。

^U^

ひとことポイント

・脳に汗をかく人になろう

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