転職者が知っておくべき「良いベンチャー企業」の選び方

choise of startup 02.キャリア・副業

本日もようこそ、Uです。

昨日の投稿で、著書『転職の思考法』 をご紹介しました。

実はこの本、転職にあたって身につける考え方だけでなく、良いベンチャー企業(スタートアップ)を見極めるポイントも教えてくれています。

ということで今回は、転職先として選ぶ際の、ベンチャー企業選定のキモについてお話をしたいと思います。

伸びるマーケットを見極める2つのポイント

良いベンチャー企業を見極める前に、まずは伸びるマーケットを見極めるところから始めましょう。

ということで、ここでのキーワードは、

”いずれ100万人が参加するゲームに一番乗りする。”

出典:転職の思考法

です。

いずれ100万人が参加するゲームとは、現在はまだ注目されていないものの、これから伸びそうなマーケットを見つけて、人気が出る前に参入するということですね。

では実際、そのいずれ100万人が参加するゲームはどうやって見極めるのでしょうか。

それは、

”①複数のベンチャーが参入し、各社が伸びているサービスに注目する”
”②既存業界の非効率を突くロジックに着目する”

出典:転職の思考法

ことです。

既存業界の非効率性とは、いわゆる顧客の「ペインポイント」、つまりお客さまが困っていること、不便に感じていることです。

既存業界では当たり前すぎて、誰も変えようとしない。

あるいは、既存の投資が大きすぎて、変えられない。

痛みが伴うから。

そういうところを突くのが、ベンチャー企業です。

そして複数のベンチャー企業が参入していれば、それだけペインポイントが大きいということです。

少し前ならキャッシュレス業界、今で言うと、新型コロナウィルスに伴う、リモート型サービスでしょうか。

新型コロナウィルス関連は、一時的なブームで終わってしまう可能性もなくはないですが、一度できたリモート化の流れは止められないでしょう。

こうした企業は時流に乗っているので、顧客ニーズをうまくとらえて、大きく上昇する可能性があります。

良いベンチャー企業を見極める3つのポイント

伸びる業界が分かったところで、ではその中でも優良なベンチャー企業はどう見つければよいか。

それは3つあると著者は述べています。

”①競合はどこか?そして、競合「も」伸びているか?”
”②現場のメンバーは優秀か?ベンチャーの経営陣は優秀であるのが当たり前だが、他も優秀か?”
”③同業他社からの評判は悪くないか?”

出典:転職の思考法

①と②は実際の転職面談の際に、直接、面接官に聞いたり、現場の人に会って確認したいですね。

「どこの会社を競合ととらえているか」は、その会社が、自社の商材をどうとらえているかが分かるので、必ず聞きたい質問です。

本当に先を見据えた経営者等は、競合の定義が優れているはずです。

③はネット等で自分で調べます。

ただし、ネットの情報はすべて鵜呑みにはしないよう注意しましょう。

「ベンチャー企業」と「中小企業」は異なるので注意

上記のマーケット選びとベンチャー企業選びをしていれば問題ないとは思いますが、よくある勘違いで、社員数が少ないから中小企業もベンチャー企業だと思ってしまう方がいらっしゃいます。

ベンチャー企業と中小企業は異なります。

ベンチャー企業は成長しているマーケットを狙っている、あるいは自ら作り出していて、会社の成長が著しい、比較的歴史の浅い企業を指します。

どれくらい成長が「著しい」のかというと、指数関数的(エクスポネンシャル)に伸びているくらいです。

彼らは多くの場合、未上場のマーケットを専門に扱う投資家から資金を集めていますので、短期間で会社を大きくし、上場やM&Aなどの手法でExit(投資家へリターンを返す)することが求められています。

ほとんどゼロの状態から始まりますので、短期間でエクスポネンシャルに成長しないと、投資家にリターンを返せないのです。

中小企業はニッチな分野を得意として、小さいマーケットを扱う、あるいは大きなマーケットで一定程度のシェアを持つ、割と安定的に利益を稼ぎ出す企業です。

目指すところも伸び率が全然違うので、注意してください。

『転職の思考法』は良書です

ということで『転職の思考法』、これは良書です。

ストーリー形式でわかりやすいですし、色々な考え方の軸になるトピックが書いてあり、特に20代から40代くらいの方の転職活動には必携と言えるでしょう。

転職しない方でも、物事を戦略的に進めるうえでのヒントになると思います。

^U^

ひとことポイント

・効果的な質問でマーケットとベンチャー企業を見極めて、最適な転職先を選ぼう

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