皆さま、こんにちは、Uです。
本日も「当たり前の話」シリーズでございます。
当たり前のことを当たり前にやってこそ、物事は進むのだよ、ワトソン君。
ということで、前回は暫定目標の設定のお話をしました。
今回はその続きで、本日は指標と尺度のお話です。
KPIという指標を採用する
前回は、「とりあえず仮の目標」なるものを設定しました。
目標はできるだけ具体的な方がいいわけですが、「仮の目標」を「素早く」決めたので、けっこう、あいまいです。
そこで目標の達成度合いを別の「指標」を使って測りたいと思います。
最近、本屋さんのビジネスコーナーでもよく見かける「KPI(Key Performance Indicator)」という言葉。
日本語で「重要業績評価指標」だそうですが、意味は読んで字のごとし、「重要な業績を評価するときの指標」です。
KPIは様々な指標の中でも、代表的で最終的なゴール達成の進捗をキチンと測れる、具体的で客観的な指標にする必要があります。
ただ、初めからうまく設定できるか、やってみないと分からないので、今回も「仮で素早く」を念頭に決めたいと思います。
それでは、このKPIを設定してみましょう。
目標を振り返る
私の目標は以下の4項目でした。
1.会社に頼らない生き方を身につける
2.自由な時間を最大化する
3.やりたいことをやる
4.当面は5年後のKPIの増減を目安とする
最後の1つは補助項目で、「期間」の設定と「評価方法」の規定をしている注釈みたいなものですから、他の3つが評価対象です。
目標と指標を紐づける①
それでは1つ1つの目標を見てみましょう。
1つ目の項目、「会社に頼らない生き方」というのは、2つの意味があります。
1つは、「今の会社に頼らない」という意味、もう一つは「会社員という身分から脱出する」という意味です。
「今の会社に頼らない」ということは、別の会社に頼ってもいいわけで、すなわち「転職力」を身につけることに通じます。
仮にもし、今の会社が潰れたり、オマエいらないと言われたり、イヤになっちゃったりしても、転職力があれば、慌てず騒がずスーッと次の会社に移ることができます。
ただ、転職は時代の流れを読むとか、ポジショニングを考えるとか、マインドやスキルも重要になってきますので、単に実力をつける(これが一番重要ですが)だけではうまくいかないというのもまた事実です。
日ごろの準備と時流に乗ることが重要ですが、その話はまた別の機会にしましょう。
さて、「転職力を身につけた」という証を指標で測るには何が良いでしょうねぇ。
ひとまず、転職エージェントから来るオファーの数にしてみましょうか。
客観的ではあるものの、玉石混交の転職エージェント・オファーでは少し微妙ではありますが、ここも目標設定と同じく、「仮で素早く」でいきましょう。
ちなみに、転職エージェントのオファーの中には、具体的な案件には触れず、お定まりのフォーマットで会社紹介とかエージェント紹介のみをするものがあるので、これは除くことにします。
目標と指標を紐づける②
さて、「会社に頼らない生き方を身につける」の意味のもう一つ、「会社員という身分から脱出する」という方についてです。
会社員という身分からの脱出とはつまり、「給与所得以外の収入を増やす」ということです。
給与所得以外の収入が徐々に増え、安定的でかつ、それなりの額になれば、いざ、会社を辞めざるを得ない状況になっても、蓄えがあったり(ストック)、毎月一定額の収入(フロー)があったりするため、心に余裕ができます。
給与所得以外だけで生活できれば、もう会社員を辞めても良いわけです。
もちろん、会社員というステータスをキープした方がメリットがある場合は継続するべきですが。
というわけで、ここでの指標は、「給与所得に対する他の所得の割合」としたいと思います。
少し長くなってきたので、続きは後編でお話ししたいと思います。
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ひとことポイント
・目標に対して具体的で適切な指標を「仮で素早く」決めよう
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