レアキャラになるなら「一点突破」か「掛け算」か「逆張り」が正解だ

golden statue 02.キャリア・副業

今回は、キャリアにおいて、自分をレアキャラにする方法3つをご紹介したいと思います。

自分をレアキャラにする3つの方法
  • 一点突破
  • 掛け算
  • 逆張り

レアキャラになる①:一点突破

1つ目の方法は、「一点突破」です。

これは、とにかく自分のリソースを最大限、1つの領域に注入して、一芸に秀でた人材になるという、オーソドックスな方法論です。

この道を選ぶメリットとしては、AIなどの自動化に代替されない、突出した専門性を身につけられる点にあります。

AIやロボティクスがホワイトカラーの仕事を代替する時代では、中途半端なスキルや経験では、やがて仕事を奪われる可能性があります。

そうした時代に自分の雇用を守るためには、AIには到底、真似できないような優れた成果を出す必要があります。

したがって、この道を選ぶ場合は、業界トップレベルの人材を目指すくらいの意気込みと時間的リソースの投入が必須となります。

また、社内異動を前提としている大企業のサラリーマンなどでは、この道は選びにくいという現実があります。

この道を進む方法としては以下の2つが考えられます。

一点突破でレアキャラになるための方法
  • 大学からコンピューター・サイエンスを勉強しているとか、芸術系の大学を出ているとか、医者であるなど、専門性を前提とした道を選んで、専門職に就くことを前提とした就職をする
  • 企業に入社した後、はじめについた職種が経理やITや法務などで、その後、社内異動のタイミング前に、職歴を活かした転職をし、その後も同様にキャリアを伸ばす

レアキャラになる②:掛け算

2つ目の方法は「掛け算」です。

これは組み合わせでレアになる方法です。

元リクルート・フェローで教育改革実践家である藤原和博さんが唱えた「100万人に1人の人材になる方法」です。

これは、「3つのキャリアを5年から10年ずつ経験して、その掛け算で希少性を獲得し、100万人に1人の存在になりましょう」というものです。

藤原さんは、これをやれば「オリンピックのメダリスト級」人材になれるとおっしゃっています。

100万人に1人の人材になる方法
  • 自分の得意分野を作り、「100人に1人」の人材になる
  • これを3つの、全く異なる分野で行う
  • そうすると「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」=「100万人に1人」の人材になれる

堀江貴文さんはこの方法が好きらしく、複数の著作の中でたびたび言及しています。

ただ、この方法でレアになる場合、3つの得意分野の「相乗効果」と「分散効果」のバランスを取る必要があると思います。

「相乗効果」と「分散効果」のバランス
  • 相乗効果:異なる分野間で、お互いに影響しあうことでプラスに働くこと
  • 分散効果:異なる分野間で、お互いが干渉しあわない距離感を保つこと

相乗効果でのポイントは、お互いにシナジーを発揮することなく、てんでバラバラのことで得意になっても「掛け算」にならず、せいぜい「足し算」にしかならない、ということです。

分散効果でのポイントは、得意分野の領域間が近すぎると、それぞれ独立した分野と呼べず、やはり「掛け算」にならない、ということです。

たとえば、「会計」と「配送」のスペシャリストは、分散効果はありますが、相乗効果を見出すためには工夫がいりそうです。

あとは、「会計(財務)」と「税務」は、相乗効果はありますが、分散効果に乏しく、ひっくるめて会計・税務のエキスパートとなりそうです。

そうすると似たような職歴を持つ人が増えて、レア度は下がります。 

分散効果を発揮しつつ、いかに相乗効果を見出すかがポイントになりそうです。

100万人に一人の人材になれても、「その才能が欲しい」という手があがらなければ意味がないでしょう。

その意味では、自分の持つ組み合わせを「どう売り込むか、どう見せるか」も重要になります。

レアキャラになる③:逆張り

3つの目の方法は、「逆張り」です。

これはある環境下において、相対的にレアであることを示します。

つまり、普通に考えればレアでもないかもしれませんが、ある場所においてはレアであるということです。

私の体験:英語でレアな人材になるなら、外資系より日本企業

「逆張り」の事例として、私自身の体験のお話をします。

これは英語を武器にしたときに、外資系IT企業より、純国産企業の方がより良いポジションを取れたという話です。

外資系IT企業時代

私が新卒で入社したのは、外資系IT企業でした。

当時、私は国際的なメーカーや商社に行きたいと思っていました。

これから伸びそうなIT企業がいいと思い、外資系と日系両方を受けていましたが、外資系企業は社名も英語だし、入社の時も英語のテストがあったので、なんとなく英語を使いそうだなと思い、最終的には外資系IT企業に行きました。

ところが入社してきづいたのですが、私の思っていたのと、実際はでした。

日立とかNTTデータとかの日系企業であれば、海外には子会社がありますので、親会社から現地子会社の管理のため、駐在員として海外に行く可能性はあります。

しかし、外資系IT企業の場合、日本にある会社が子会社です。

つまり、転勤で海外に行くチャンスなんて、よほど優秀でないと巡ってこないのでした。

しかも、私のいた外資系企業は、もう何十年と日本にあって、日本に企業として根づいており、しかも日本のやり方で当時は売り上げが北米につぎ、二位だったので、そのやり方が許されていました。

つまり本国から経営も一任されており、中途半端な外資系&準日本企業でした。

そんな環境で英語を使うとしても、最新のバージョンのソフトウェアのマニュアルがまだ日本語化されていない、とかそういうレベルでした。

純国産企業時代

さて、時を経て数年後に、私は純粋に国内のみをマーケットとした企業に転職しました。

超のつくほどのドメスティックな企業で、マーケットも国内オンリーなので、この会社に入ったときは、退職するまで、仕事で英語を使う機会は訪れないだろうなと思っていました。

ところが数年後、海外にトレーニングで駐在する機会に恵まれ、その後も海外関連の仕事に携わり、さらに数年後の現在、シリコンバレーに駐在することができました。

国内しか見ていない会社だったので、英語力という観点でライバルが少なく、「英語の得意な人材」というポジションが取りやすかったのが一因です。

これはまさしく「逆張り」で、英語を使わないような企業だからこそ、英語のスキルが生きたのでした。

3つの方法を組み合わせてレアキャラになろう

3つの方法をご紹介しましたが、この中で優劣はありませんし、必ず一つのみを選択する必要があるわけでもありません。

一見、お互いがそれぞれ相反する方法にも見えますが、長い人生を考えれば、一時的であれ、どれもキャリアの途中で取りうる選択肢だと思います。

その時々で自分の状況に合わせて、最適な方法を選択すればいいと思いますし、さらに3つの方法を組み合わせていくことができれば、フレキシブルに時代に対応できます。

たとえば、一点突破でずっとキャリアを積み上げてきたけれど、ふとしたタイミングで将来に不安が出てきて、副業でまったく別のことをやり、さらに趣味も活かした活動をしたら、それが「掛け算」となって相乗効果を生んだ、とか。

他にも、IT関連の企業で働いていたときはそれほど突出したスキルを持っていなかったと思っていたが、「逆張り」で入社したところは企業体質が古く、少しITのことを話したら、皆がプロとして頼ってくれて、いつのまにか専門家として「一点突破」していた、とかです。

人生100年時代は、この先何十年とキャリアを積んでいく可能性がある世界です。

3つのカードは常に手持ち札として持っておき、タイミングを見て一番いいカードを切りましょう。

^U^

ひとことポイント

・「一点突破」と「掛け算」と「逆張り」を組み合わせて、どんな状況でもレアキャラでいよう

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