けっこう長くてシンドイ会議に出ていて、「私の戦場はここなのか?」と自問しながら思ったことを、本日はつぶやきます。
自分の戦う場所は、自分で作った方が効率がいいよ、という話です。
「自分の力で食っていきたい」と考えているサラリーマン向けのお話です。
レッドオーシャンでの戦いは不毛
大多数のサラリーマンがやっている、多くの事務的な仕事はレッドオーシャンです。
レッドオーシャンでの戦いは極めて不毛な消耗戦です。
レッドオーシャンで戦うと結局、最後は労働集約的な「数の勝負」に陥ります。
これは個人でも企業でも同じです。
個人であれば「体力の勝負」ですし、企業であれば「札束の勝負」になります。
ここで勝つのは、体力のある屈強な者、財力のある大企業です。
みずからランキングバトルに挑めるほどの強者であれば別ですが、そうでないなら違う戦い方を選びましょう。
戦う場所を設計しよう
戦う場所を設計する
戦いの基本は常に「自分が負けない戦場を選ぶこと」にあります。
自分が戦う土俵を自分で作るのです。
土俵とはすなわち、「専門性」です。
これは経理・財務といった知識的な専門性でもいいですし、新規事業の立ち上げ部分だけ、とか会議のファシリテーションとか、フェーズや役割の専門性でもかまいません。
要は、あなたの得意分野を表すものなら、なんでも良いです。
「自分は何者か?」を答えられるようにしましょう。
その答えが「課長です。」とか肩書きになってしまう人は、ちょっと危ないです。
よぉーく、頭をひねって専門性を絞り出してください。
これは何も一つでなくてもいいです。
何個かあると「掛け算」で有益なシナジーが発生することもありますから。
自分の土俵以外ではなるべく戦わない
自分の土俵を作ったら、なるべくその土俵以外では戦わないようにします。
そうしないと、いつまでたってもレッドオーシャンから抜け出せないからです。
自分の土俵をアピールするのに必要なのは、自分の土俵での戦いの圧倒的な苛烈さと、それ以外での戦場でのテキトーさのギャップです。
自分の戦場以外では、ごくごく平均的な能力を出せば御の字でしょう。
ちょっと平均より低くても問題ないくらいです。
戦う場所では全力を出す
戦う場所では常に全力を出します。
出し切ります。
「獅子は兎を捕らえるにも全力を尽くす」がごとく、小さい案件でも、自分の土俵では本気でぶつかります。
この生き方を選ぶなら、自分の専門性にかけては、他を圧倒する必要がありますし、それをアピールする必要があるからです。
いや、まぁ、そこまで血管にピクピクさせなくても良いかも知れませんが、少なくとも周りにはこの分野の専門家とみなされるくらいにはならないと、合格とはなりません。
狭すぎる土俵はニーズがない
注意点として、土俵が狭すぎすると、ただのワガママと思われて終わってしまうことがあります。
「エリアの広さ」と「専門分野で必要な力」は負の相関関係にあります。
エリアが狭ければ狭いほど、圧倒的な実力がなければ認められません。
また狭すぎると、ニーズも見つけにくく、結果的に会社のような組織の中でニーズを拾い続けるのは困難になります。
結果、必然的にフリーランス等の就労形態を取って、案件をピックアップするような働き方をする必要があります。
サラリーマンの人が、いきなりここまでたどり着くのは難しいでしょうから、土俵の大きさは、最初はある程度広めに設計しておいて、徐々に狭めていくことをオススメします。
周りから認められるキャラを確立すれば勝ち
ここでの一応のゴールは「土俵でのみ戦うキャラを確立する」ということです。
社内で「この話をするなら、アイツを呼ばないとね」とみんなの頭に、真っ先に浮かぶ人間になれば勝ちです。
これくらい専門性が認識されるようになれば、労働市場にもニーズはありますので、転職もやりやすいです。
会社側にも自分にも転職の選択肢が頭の片隅にあると、ますます土俵での戦位に持って行きやすくなりますので、正のスパイラルが発動して万々歳となります。
自分がハッピーになれる土俵を設計しましょう。
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ひとことポイント
・自分の土俵を設計して、そこでの戦いに全力を尽くそう
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