【時間革命シリーズ】シェアリング・エコノミーの時代には「他人時間」を上手に使える人だけが生き残る

time of others 06.自己啓発

堀江貴文さんの著書『時間革命』から着想を得て、時間にまつわる方法論を展開するシリーズ第4回です。

今回は、「他人時間の上手な使い方」について考察したいと思います。

自分の得意なことにフォーカスした方が、自分も周りもうまくいく

堀江さんは時間革命の中の「得意なことに集中投資しろ」の項で、自分のコアバリューに集中することの大切さを説いています。

人に任せることをしないかぎり、実感として時間が増えることはまずない。

「全部を自分でやろうとしない」というのは、時間術の核心である。

(中略)

いつも時間がないと言う人は、自分の「コアバリュー」が見えていない。

だから、得意でないことに手を出して疲弊し、誰でもできる雑務を抱え込んでパンクする。

(中略)

より多くの時間を手に入れられるのは、いつも「できません。代わりにやってください」と言える人だ。

(中略)

ただしこれは、「人をこき使え」「時間を奪い合え」という話ではない。

何かを他人に任せることで、あなた自身もその人も同時にバリューを発揮できることが望ましい。

出典:時間革命

自分のコアバリューを見極めて、それ以外の業務については、周りを信頼して頼る。

それが得意なことを武器にできる、生産性の高い人の働き方だということでしょう。

コアバリューに特化するための、比較優位という考え方

経済学の考え方に「比較優位」というものがあります。

比較優位(ひかくゆうい、英: comparative advantage)とは、経済学者であったデヴィッド・リカードが提唱した概念で、比較生産費説やリカード理論と呼ばれる学説・理論の柱となる、貿易理論における最も基本的な概念である。

これは、自由貿易において各経済主体が(複数あり得る自身の優位分野の中から)自身の最も優位な分野(より機会費用の少ない、自身の利益・収益性を最大化できる財の生産)に特化・集中することで、それぞれの労働生産性が増大され、互いにより高品質の財やサービスと高い利益・収益を享受・獲得できるようになることを説明する概念である。

出典:Wikipedia

これはよく弁護士と秘書のたとえ話で説明されます。

弁護士とその秘書が、法律業務とタイピングという2つの作業を手分けして実施する場合、もし仮に弁護士の方が法律業務もタイピングも両方とも秘書より得意だったとしても、弁護士は法律業務、秘書はタイピングに特化した方が、全体の総和としては生産性が高くなるというお話です。

つまり、生産性が高い人は、割り切りができる人なのです。

たとえ自分の方ができるとわかっていても、自分のコアバリュー以外は他人に任せてしまう

これができる人は、自分の得意をさらに伸ばすことができて、より高度な仕事ができるようになるのです。

シェアリング・エコノミーは自分の得意を交換する社会

現代はライドシェアやスキルシェアなど、個人同士で様々なサービスを共有するシェアリング・エコノミーが浸透してきています。

これはまさに比較優位社会であり、これまで国と国、企業と企業、あるいは企業内で発生していた比較優位の考え方が、C2C(個人同士)にまで広がったことを示してます。

こうした時代において、不得意なことでもやってしまう「何でも屋」のままでは、やがて個性が消滅してしまい、得意がない(あまり飛び出てない)人として、膨大なC2Cマーケットの中で埋もれてしまいます。

「自分の得意なことに集中して、そうでないものは他人にシェアしてもらう」という発想ができるかできないかが、今後の社会において大きなポイントになるでしょう。

尖りましょう。

^U^

ひとことポイント

・シェアリングを上手に活用しながら、自分のコアバリューを追求して尖ろう

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