本日もようこそ、Uです。
さて今日は、大きな目標を設定した際に、路頭に迷うことなく着実に進み続けるために有用な考え方である「スモールステップの原理」についてお話をしたいと思います。
千里の道も一歩から。
自己効力感を高めるスモールステップ
スモールステップとは、文字どおり「小さな階段」という意味で、大きな目標や課題を、実行可能な小さなタスクや作業に分解していくことです。
特に初めて行う場合に多いですが、人は大きな課題に直面したとき、何から手をつければ良いのかわからず、立ちすくんでしまうことがあります。
そんな時にはスモールステップの考え方で、タスクを細分化していきます。
各ステップが「すぐ」できるようになっているか
ポイントは、「いますぐ」実行できるステップにまで落とし込むことです。
たとえば、「ブログを書く」ということを題材に考えると、以下のようになります。
<例:ブログを書く ※SEO対策等を考えない場合>
①テーマを決める
②もっとも言いたいこと(=結論)を考える
③ポイント(=見出し)を3つほど決める
④ひと段落ずつ、本文を書く
⑤全体を見直して、文章や表現を修正する
⑥エイヤと投稿する
すぐに実行できるレベルにまでタスクを細分化できれば、あれこれ迷うというムダな労力を消費する必要はありません。
また、確実にタスクをこなしていけば、「自分は物事を対処できている」という自己効力感が高まり、さらに前進しやすくなります。
効果的なスモールステップを設定するための3つのテクニック
スモールステップを活用して目標を達成するためには、「どれくらい効果的なステップを設定できるか」もポイントになります。
うまく各ステップが設定できず、デコボコしたステップになってしまい登りづらかったり、ステップが1個抜けて階段の途中が穴になってしまったりすると、思わぬところでつまずきかねません。
ここでは、効果的なスモールステップを設定するためのテクニックを3つ、ご紹介します。
・因数分解
・レベリング
・バックキャスト
以下、順番に説明します。
因数分解
因数分解は、物事を構成する要素に分けることを指します。
数学用語である因数分解ですが、ビジネスの世界でも使います。
目標に対して、それを達成するための構成要素を考えて、分解していきます。
これは、出された料理から材料を割り出すような作業で、ある程度の経験値と、想像力がものを言います。
どちらも足りない場合は(笑)、Google等で調べるか人に聞くのが早いでしょう。
これも目標達成の大事な1ステップです。
因数分解する際はツリー図を使うと、やりやすいと思います。
マインド・マップ・ツールも、役に立ちそうですね。
レベリング
レベリングはゲーミフィケーションの考え方で、物事を進行するための適切な難易度を設定することです。
ゲーミフィケーションとは、物事をゲーム化して、モチベーションを向上させる手法のことです。
レベリングは元々、RPGなどのゲームの世界において、主人公となるキャラクターがストーリーを進行する上で、挫折しないような難しさを設定することを意味しており、ゲームの面白さを決めるキモでもあります。
人は難しすぎても挫折してしまいますし、簡単すぎても飽きてしまいます。
難しすぎず、易しすぎない、ちょうどいいレベルのステップを設定することが、物事を継続させるために重要です。
バックキャスト
バックキャストは、期間が設定されている目標に対して、未来から過去、大きな目標から小さな目標というふうに、ステップを逆算する考え方です。
たとえば、マーケティングの未経験者が、今から5年後に「マーケティングの会社を興して上場させる」といった場合を考えてみましょう。
ずぶの素人が、5年でマーケティングの会社を上場とは、かなり大胆な計画ですが(笑)。
5年後:マーケティングの会社を上場させる
4年後:売り上げがいくらで、利益がいくらを達成する
3年後:取引先開拓をXX件、達成する
2年後:法人化して会社を設立
1年後:個人事業としてマーケティングで生計を立てる
0年後(今):マーケティングの勉強をする
走りながらスモールステップを設定する
行動が早い人は、こうしたテクニックを使うことはもちろんですが、最初の1歩だけ作ったら即行動したりしています。
次の1歩は走りながら考える。
常に目の前の1歩をだけを作り出し、即行動する。
始めのころはキチンと全部、見通しを立てた方が成功率は上がると思いますが、慣れたら「目の前の1歩だけ」で行動に移るでも、けっこうできると思います。
小さくてもよいので、最初の1歩を踏み出しましょう。
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ひとことポイント
・大きな目標は小さいタスクに分解しよう
コメント
[…] ・大きな目標に対して最初の1歩を踏み出したい […]