さて、今日は「お金」についてのお話になります。
皆さんは「FIRE」という言葉をご存知でしょうか?
英語で”火”という意味ではない、全て大文字の「FIRE」です。
このFIREは、経済的に自立して早期退職することを言います。
本日は、FIREに関する『FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド』を読んで学習したことを中心に、(なかば備忘録的に)お話をしたいと思います。
FIREとは
FIREは「Financial Independence, Retire Early」の略で、日本語では「経済的自立、早期退職(する)」となり、2つの語句からできています。
FIREは主に、ミレニアル世代に支持している方が多いようですが、社会に出た頃から「支出」を抑えつつ「収入」を「貯蓄」と「投資」に回すことで、一生困らないくらいのお金を早めに獲得して30代等の早い段階で退職することをいいます。
ざっくり言えば、定年まで企業の歯車として歯を食いしばっていないで、早めに上がって自由に生きようということだと思います。
FIRE 最強の早期リタイア術
今回、私が購入したFIREの本は2冊ありまして、そのうちの1冊を読み終えたところです。
この本のタイトルは『FIRE 最強の早期リタイア術』で、本の帯には「30代で経済的自立を達成するための全技術」とあります。
30代…私はすでに対象外?ですが、まぁ、お金のことを学ぶことができたので良しとしましょう。
著者のクリスティー・シェンさんは中国出身で、幼いころはとても貧しい境遇の中で育った方です。
現在は世界中を旅しながら、元々の夢であったライターをやっているそうです。
この本も著者の夢がかなった証拠、と言えますね。
ちなみに、この本は旦那さんとの共著になっています。
本の中では、著者の身の上話から投資のテクニックまで、色々書いてありますが、ここでは著者の主な主張、結論を2つ挙げたいと思います。
結論①:好きなことは後で(お金ができてから)やろう
”心から好きなことをすれば、お金は後からついてくると期待するのは危険です。まずお金を追いかけましょう。好きなことはその後でもできるのです。”
”いま作家業を続けていられる唯一の理由は、生活費をそれに頼っていないからです。”
出典:FIRE 最強の早期リタイア術
著者の主張の1つは、まず高いスキルが求められる高給職に就き、お金を十分に貯めてから退職して、好きなことをやろう、というものです。
FIREしている人には、弁護士とか会計士とかエンジニアとかの、比較的給料が高い人が多いそうです。
こうした仕事は、概してハードでストレスがたまりやすいですが、一方でお金もたまりやすいですから、早期リタイアの原因(=ストレス)と要因(=お金)が両方あり、必然的にFIREに向いているのだと思います。
一方で「好きでやっている仕事」というのは、仕事自体は楽しいが、概して給料が低い、あるいはものすごく競争倍率が高くて一部の人間しか食えない、という前提を置いています。
前者はやりがい搾取系のビジネスで、後者は弱肉強食のピラミッド型のビジネスですね。
子供に人気のYoutuberとかも、副業でなく本業でやるのだとしたら、これに該当しそうです。
この点については、私の師匠たちが正反対の意見をおっしゃっている状態でして、私の中でもビリーフ(信念)が固まっていないところです。
師匠いわく、「これからはAIやロボティクスの時代だから、つまらない仕事は人間がやる必要はなくなっていき、最後は趣味のような仕事にしか価値は残らない」というようなことです。
今はその過渡期でしょうね。
最終的には、「趣味みたいな仕事」しか残らない時代になっていくのでしょうけども、現状では、まだAIやロボティクスのコストが、人間を代替しきるほど下がっていない時期だと思います。
過渡期は一番、難しいですね。
たとえ頭で「未来はこう変わるんだ」と思っていても、今はそうではないので、もしそうならなかったらと思うと、不安でなかなか振り切れない。
逆に、大勢の人がまだ振り切ってないのでチャンスもあるわけです。
結論②:オプティマイザー(節約家)には再現性があり、誰でも実行すればFIREを達成できる
”経済的に自立するということは、好きなように人生をデザインするということです。4パーセント取り崩すだけで1年間の生活費を賄えるほど大きなポートフォリオを構築すれば、仕事は必須ではなく選択肢になります。”
”私はミリオネアのタイプの中で最も多いのはオプティマイザーであることに気がつきました。ほかのアプローチとは違い、オプティマイザーのやり方は数学的に再現性が高いからです。
出典:FIRE 最強の早期リタイア術
著者は本の中で、ミリオネアになるための3つの方法、①すなわち収入を上げる、②支出を減らす、③投資をする、をパーソナルファイナンスのトライアングルとして挙げています。
そして、それぞれが得意な人々に「ハスラー」、「インベスター(投資家)」、「オプティマイザー」という名称をつけています。
1.ハスラー:収入を上げるのが得意な人
2.インベスター:投資をするのが得意な人
3.オプティマイザー:支出を切り詰めるのが得意な人
著者は3つめのオプティマイザーなのだそうです。
自分はどの道を歩むのか
私はこの本を、ずっと投資術の話かと思って読んでいたのですが、本人は生活費を切り詰めて貯蓄をすることこそが、誰にでもできて再現性のある確実なミリオネアへの道だと説いています。
確かに、年間100万ドル稼いでいる人が、その年に100万ドル使い切っていたら、いつまで経ってもお金は貯まりませんね。
いや、稼ぐ力があり続ければ、それはそれで問題ないとも思いますが。
要は自分がハスラー、インベスター、オプティマイザーのどの道を行くかですね。
もちろんゼロサムではないので、100%この道、というわけでもないと思います。
私は支出を切り詰めるのは、得意…とは言い切れないところがあるので、これを機に少し節約術を学んで実践していきたいと思います。
少し長くなったので、著書にあった覚えておくと便利な法則については、また次回にお話しをします。
^U^
ひとことポイント
・ムダな支出切り詰めて貯蓄をしよう
コメント
[…] (前回の投稿「お金のことを早期リタイア達成者から学ぶ①」はコチラ) […]
[…] ・早期リタイアについて学びたい① […]