激動の時代を生き抜くための「ライフブリック理論」

life brick theory 02.キャリア・副業

今日はレゴ好きな私がムリヤリ(?)レゴを使った人生の構築方法を考えたので、それをお披露目したいと思います。

名付けて「ライフブリック理論」でございます。

「ライフブリック理論」とは

上の図をご覧いただければわかると思いますが、ライフブリック理論は、レゴのようなブロック玩具で構成されたイメージになっています。

ライフブリック理論を端的に表すと、次の3点に要約されます。

ライフブリック理論の3つのポイント
  • 形式知化:自身の経験から得られた考え方をモジュールという単位で形式知化する
  • 基盤構築:モジュールを組み合わせて自身の基盤を構築する
  • 動的組替:目指す目標やキャリアにあわせてモジュールを動的に組み替える

それでは、これらの概念を順番に見ていきましょう。

形式知化

1つ目のポイントは「形式知化」です。

私たちは普段の生活から様々な経験を得て、その経験を基に数々の選択・判断を行って日々の暮らしをおくっています。

これらの判断はほとんどの場合、無意識に行われており、「なぜその選択をしたか」についてあまり考えられていません。

また、過去の経験も時が経つにつれて風化していき、直近の経験ほど今の判断に影響を及ぼす傾向があります。

そのため、過去の経験値をムダにせず、より顕在的意識の中で、能動的に選択・発揮するために、自身の経験から得られた考え方や概念を「モジュール」という単位で明確に言語化しようというものが1点目の形式知化です。

モジュールは「ジャンル」や「分野」くらいの大きさです。

例えば「認知行動療法」とか、「コーチング」といったように。

モジュールはさらに小さいブロックからできており、一番小さいブロックのかたまりは個別の事象についての事実やビリーフといったものになります。

下の図がそのイメージです。

基盤構築

2つ目のポイントは「基盤構築」です。

これはいたって簡単なことで、要するに1つ目のポイントで形式知化したモジュールを蓄積していこう、ということです。

そして蓄積したモジュールを適宜、整理します。

自分自身の基礎をなすモジュールや、今、優先順位の高いモジュールは何かを、常にわかるように、見える化します。

これはExcelのようなソフトを使って自分のスキルや経験の棚卸しを一定のサイクルで行うイメージです。

動的組替

3つ目のポイントは「動的組替」です。

自分が今、何をやりたいのか、何をやる必要があるのか、どう変わる必要があるのか、つまり目指す目標やキャリアにあわせて、モジュールを動的に組み替えるのです。

過去のスキルや経験の「モジュール」の一覧から自分の方向性に合うものを組み合わせて、何を今、全面に押し出すべきかを考えます。

大切なのは、自分でどれを主眼に置くかを自分の手で整理することで、「これからのキャリアは、自分はこういう過去のスキルを活かすんだ」と、意識の中に顕在化することです。

これをやるだけで、どういうスキルや経験が自分のこれからの生き方に活きてくるのか、最短な道はどこか、何を重視すべきなのかが見えてきます。

また、意識が顕在化されることで、物事を見たり判断するときのフィルターが、自分の選択した「モジュール」に切り替わります。

ポイントは、基盤構築で一旦、整理したものを、常にブラッシュアップしていくことです。

ときには自分でも思いもよらないスキルが生きることもあると思います。

キャリアの変わり目や、回りの環境が大きく変わった時など、動的組替で自分自身の針路を大きく変更するのです。

レゴブロックのように

以上のような活動・仕組みを、私はライフブリック理論と呼んでいます。

ちょうど、レゴブロックが様々な色や形のブロックを組み合わせて多種多様な創作物を組み立てることができるように、様々な人生経験の中から学び取った概念(モジュール)を組み合わせて無限の可能性を表現できるからです。

もしブロックという表現にピンとこなければ、あなたの自己実現や夢の達成のために、「あなた自身をあらわす一冊の本を作る」ことをイメージしていただくのもいいかもしれませんね。

もうそれはブリックではないですが(笑)。

このライフブリック理論は私が過去に学習、経験したABC理論習慣化マインドマップ経済学等の概念から構成されています。

スキルペディアにも載っている?

実は以前のエントリーでご紹介した『スキルペディア』にも、ライフブリック理論に似た概念が載っていました。

それは「機会創出力」という項にある、筆者である村山さんの体験談が書いてあるくだりです。

(中略)

そこで会社に私費留学を申し出、米国の大学院に入学するという機会をみずからつくりました。

研究テーマは「情報の視覚化」。

選んだのもデザインスクールでした。

そこではビジネスジャーナリストではなく、情報建築家として自己を再編する必要がありました。

これまで培った知見と、現地で習得する新たな知見をレゴブロックのごとく組みなおして、新しい自分を形づくるのでした。

出典:スキルペディア

おお、まさしくライフブリック理論のとおりだ!

私がライフブリック理論を考案したと言っても信じてもらえないレベルに、こうも同じ思想をされた本が世に出てしまっているとは(笑)。

でもなんか嬉しいです。

^U^

ひとことポイント

・人生をレゴブロックのように、何度でも動的に組み替えて進もう

コメント

タイトルとURLをコピーしました