「Connecting the dots」を体感できる東京散歩の魅力

shibuya tokyo walk 07.趣味

以前のエントリーで、私は「地図が好きだ」という話をしました。

私は地図も好きなんですが、実際に現地を歩き回るのも好きで、中でもやはり東京(近隣も含む)の街並みを歩いて見るのが大好きです。

ということで今回は、東京散歩の魅力について書き記しておきたいと思います。

東京は歩き回るのに最適な都市

東京歩きの長所を、「密集性」「安全性」「カフェ」という視点で考察してみます。

密集性

東京は様々な魅力を持つ街がギュッと密集しているところです。

近隣の神奈川県、埼玉県、千葉県を含めた東京都市圏は、2015年の統計でも3,700万人もの人口を誇る超過密地帯であり、それだけ多くの都市が存在します。

これだけ人口が密集して一つの巨大な都市圏を形成しているのは、世界でもそうそうありません。

街と街が近いこともあり、電車で一駅くらいの距離は歩いてすぐ行けます。

駅ごとに都市の顔は違っているわけで、ハイソでオシャレなエリアもあれば、下町情緒あふれるエリア、住宅街が続くエリア、オフィスエリア、観光エリアと、様々な顔を持つ都市がつらなっています。

たとえば東京駅周辺を見てみると、巨大なオフィス街である東京・丸の内、大手町エリアのすぐ北にはサラリーマンの飲み屋街がつらなる神田があり、下町情緒があふれています。

さらにもう少し北に行くと世界に誇る日本のオタク文化の街、秋葉原電気街があり、東京駅や神田駅とは全く異なる街並みや集まる人々、文化を感じることができます。

東京駅から南に行けば有楽町・銀座があり、日本の一等地とあって高級ブランドの旗艦店や百貨店が並び、さらに山手線で1駅、南に行けば、サラリーマンの聖地、新橋があります。

ここら辺はちょっと歩けば行けるくらいの距離で、真夏や真冬のような極端な季節でなければ、十分に散策可能です。

安全性

東京、というか日本は、世界的に類を見ないほど安全な場所です。

特に夜、女性が一人で歩いても安全な場所というのは世界的には本当に珍しいです。

シンガポールやラスベガスの中心街など、観光客が密集しているところなら、夜も安全なところはありますが、これほど広範囲に夜、ふらふらと歩ける都市というのは、そうそうないでしょう。

逆に言えば、日本人は海外旅行をしたときに、日本にいるのと同じノリで夜道を歩いてはいけません。

特に、海外はスラム街が大都市の中に普通に点在しており、観光客にはそれがわかりづらいです。

私のいるシリコンバレーの北にあるサンフランシスコは、家賃がものすごく高いエリアですが、そのサンフランシスコでさえ、スラム街が高級ホテルのある区画と隣り合わせであるような場所です。

シリコンバレーの中心地であるパロアルトやマウンテンビューでも、夜道は街灯が少なくて暗いです。

日本だからこそ、東京だからこそ、夜道も安心して歩きまわれます。

カフェ

カフェが多い、というのは、私が単にカフェ好きというのもありますが、休憩できるスポットが多いということです。

これは密集性と深く関連していますが、どこの駅にもドトールかスタバかタリーズかなにかあります。

チェーン店でないカフェもたくさんあります。

そして駅と駅の距離が近いので、街を歩いていて休みたいなと思ったら、近くの駅前のカフェに行けば休憩できます。

田舎だとそうはいかず、そもそも歩く距離にカフェどころかコンビニもないところもありますので、やはり東京のような密集地帯ならではの利便性を感じます。

東京歩きの醍醐味

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私が思う東京歩きの醍醐味は、「既知」と「未知」がつながる快感にあります。

たいてい人は、東京や近隣の都市に住んでいても、家と駅、駅と目的地の往復で生活しており、その先がどうなっているのか、気にしないことが多いでしょう。

でも、普段の生活圏から一歩、その先へ踏み出してみると、意外な世界が待っています。

そして何の気なしにプラプラと歩いていると、意外な発見があったり、いつの間にか別の街に行きついたりします。

普段まったく通らない道を歩いてると、見慣れた別の街の光景が見えてくる。

その時、点と点だった街同士が、頭の中でビビッとつながるのです。

Apple創業者のスティーブ・ジョブズ的に言えば、「Connecting The Dots」が起こるわけです。

これが快感で、驚きで、新鮮で、かつノスタルジックな気分もときに味わうことができ、何とも言えない感動が得られます。

坂道多し、休息はこまめに

東京歩きの唯一(?)の欠点は、坂道が多いことです。

東京は山を切り開いて川や海を埋め立てて作られた歴史的経緯もあってか、坂道が多いです。

東京23区には、名前がついている坂だけでも800以上あるとか。

ちょっと北に行った埼玉の平野部などは、ひたすら坂のないところがずっと続いていたりしますが、東京はまぁ、坂道だらけです。

坂道なしでは東京散歩はできず、したがって坂道とうまく付き合っていくしかありません。

坂道で一気に体力を持っていかれることもあると思いますので、こまめに休憩をとって、楽しい東京散歩を満喫しましょう。

^U^

ひとことポイント

・東京散歩でジョブズの思想を体感しよう

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