やっぱり地図が好き(後編)

us map 07.趣味

さて前回のエントリーに引き続き、マニアというほどではないけど地図が好きなおじさんによる地図のお話です。

Googleの台頭

現代のデフォルトの地図と言えば、Googleでしょう。

Googleは通常の地図である「Google Map」以外にも、「Google Earth」や「Google Street View」など、関連のサービスを提供していますが、Googleの地図サービスの革新性にはいつも驚かされます。

しかもタダで出しているのですから、昔からある地図製作会社はたまったものではありませんね。

Google Map

Google Mapは言わずと知れた、Googleの定番地図サービスです。

開始当初(⇒私が使いはじめたころ)から使い勝手がよいのはもちろん、少し前からビルの中のお店等が細かく表示されるようになったように、年を経るごとに精度や更新タイミングが上がったりしている気がします。

このサービスの登場により、市販の地図ソフトは完全に意味を失ってしまいました。

だって無料ですからね。

基本的なルート検索や、自分の好きなお店をプロットできるマイマップ機能など、やりたいと思うことはたいていできてしまいます。

これまた少し前から渋滞情報も表示されるようになっているので、カーナビの代替にもなります。

Uberドライバーを始め、シリコンバレーではかなりの割合でカーナビの代わりとして使われている気がします。

Google Earth

Google Earthも私のお気に入りのサービスです。

なんせ立体的な3Dのモデリングをして都市を忠実に再現して見せてくれるわけですから、面白くないわけがありません!

色々な都市の情景を手軽に見られるこのサービスを、ヒマさえあれば私は一日中見てしまいそうです。

ただ、導入当初はダウンロードが必要だったり、あとCPUやらメモリやらをやたらと食ったりするので、ハイエンドPCじゃないとなかなかスムーズに動かせないという欠点はありました。

今はスマホアプリとして動くので、スペック不足で動かない、なんてことはないと思いますが。

Google Street View

そして、出ましたGoogle Street View

実際に都市を歩いているかのようなパノラマ写真

これぞディスラプションの真骨頂!

何をディスラプとしたかと申しますと、私の昼休みのネットサーフィン時間です(笑)。

このサービスが出た当初、このストリートビューにかなり感動して、毎日のように見てました。

これもまた年々、見られる道の数が増えていますね。

これのおかげで人々は待ち合わせやら始めていく場所のチェックやらルートの確認やら、旅行の下見やら、だいぶはかどっているのではないかと思います。

私もカリフォルニア州での運転免許を取るときのルート確認とか、とにかくペーパードライバーであるためにシンドイ思いをしたアメリカでの運転しはじめの頃は、このストビューにかなり助けられました。

このサービスを構築するために世界で何万、何十万というGoogleカーが走っているのでしょうか。

ありがとうございます、お世話になります。

地理ゲームの勃興

さて、今までは主に地図そのものを見るためのサービスについて見てきましたが、テクノロジーが進展すると地図(というか地理)は遊びにもつながります。

ということで、私もハマったスマホアプリ、「ポケモンGO」と「テクテクテクテク」の2つを振り返ります。

ポケモンGO

言わずと知れた位置ゲームの王様、「ポケモンGo」。

これまでスマホゲームとは一線を画す、位置情報を使った、歩いて遊ぶスマホアプリです。

これは本当に日本でも世界でも大流行しましたね。

私も日本でのサービス開始初日にダウンロードして歩きまくってました。

アプリを入れて訪れた最初の土曜日は4つの公園をハシゴして「28,000歩」という、自身の中でかなり歩いた方なんじゃないかという歩数をたたき出しました。

それまでまったく人が訪れなかった夜の公園を大勢の人がグルグル回っている光景は、今となってはかなりコワイものがありますが、当時はホントに熱中していたので私もポケモンGO教の仲間でした(笑)。

私はもうだいぶ前に卒業してしまいましたが、今でも続けている人は続けていますよね。

まさにエポック・メイキングな作品です。

テクテクテクテク

大々的な宣伝と共にはじまって、次の年に惜しまれながら終わった幻のスマホアプリ「テクテクテクテク」。

街を移動して土地を塗りつぶしたり、見つけたモンスターを倒したりするゲームで、かなり中毒性がありました。

基本的に自分の通った場所を塗りつぶすことができるのですが、「となりぬり」という機能を使えば、ポイントを消費して自分の通った場所のとなりの地区を塗ることができるので、理論上は日本全国どこでも塗りつぶせることができるという画期的なものでした。

「となりぬり」の機能がないと、普段、通勤経路くらいしか通らないサラリーマンにはウケませんからね、これは大事な機能です。

たまにとなりぬりでは塗りつぶせない「飛び地」のようなものがあったり、細かすぎて肉眼では見えないような極小の地区があったりと、なにかと苦労する部分もありますが、やっていて飽きのこない名作でした。

このゲームのおかげで、行ったことのない土地の字の構成や、港同士のつながり(港でつながった地区は「となり」と認定されるので一瞬にして遠い土地を塗ることができる)という何の役にも立たない、素晴らしいムダ知識をゲットできまたりしました。

ただ、惜しむらくはマネタイズに失敗したゲーム・デザインとなっており、1年も経たずしてサービスが終了してしまいました。

しかし、なんと「テクテクテクテク」の後継となる新作位置情報ゲーム「テクテクライフ」が2020年にリリースするとのこと!

日本に帰ったら絶対やろう。

そして時代はVRへ

さあ、そしてバーチャル・リアリティの時代に突入します。

最近ではVRに対応した地図サービスもチラホラ出てきており、OculusなどのVRゴーグルを使えば、臨場感たっぷりの「世界旅行」が自宅で簡単に楽しめちゃいます。

ワッケイン指令「すごい時代だとは思わんか…。」

先日のバーチャル渋谷もそうですが、5Gが普及してくれば、そしてVRゴーグルが軽量・廉価になれば、VRは加速度的に普及するでしょう。

ゴーグルの軽さは重要です。

私は「Oculus Lift」を持っていますが、そこそこの重さは感じるので、長時間、地図を眺めていると疲れてきます。

もう少し軽いメガネくらいのVRグラスのリリースを待ち望んでおります。

私が使っている地図ソフトは「Wander」というアプリで、「Google Street View」をVRで楽しめる素晴らしい体験が、たったの5ドル程度で購入できます。

ただ、私はまだ使ったことないですが、「Google Earth」もVR対応しはじめているとのことで、こちらは無料なので、はじめはこちらで試してみるのもアリですね。

ものすごい価値あるサービスがタダになる時代…。

すごい時代だとは(略)。

地図は過去も未来も見える時空探索ツール

地図は空間的な要素を持つツールですが、同時に記憶や想像を刺激して「とき」を感じさせることもできる時空の探索ツールです。

行ったことのある土地であれば過去の記憶が蘇りますし、行ったことのない土地であれば新たな情景にワクワクできます。

これからさらにリアルな地図サービスが出ることを期待したいと思います。

^U^

ひとことポイント

・地図サービスで過去と未来を行き来しよう

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