自分の「三上」を見つけて「ひらめき」の瞬間をつかむ

getting inspiration 06.自己啓発

今回は、「ひらめき」を得るのに最もよいタイミングについて書きとどめておきたいと思います。

三上とは

タイトルの三上、「サンジョウ」と読みます。

この三上とは中国の故事のことで、文章を考える際に、①馬に乗っているとき、②寝床に入っているとき、③トイレに入っているとき、の3つが良いとされたことを言います。

この言葉を作ったのは中国・北宋時代の文学者、欧陽脩で、彼にとっての三上の対象は「文章」でしたが、これは広く、アイデアがひらめく瞬間にあてはまります。

脳がリラックスすると「ひらめき」が生まれる

ひらめきはアマノジャクな性格をしているらしく、机の前に座ってウンウンうなっていてもなかなか出てきません。

長いこと集中した後に、ちょっとブレイク、と一息ついているときなどに突然、ひらめくことは往々にしてあります。

どうやらひらめきとは、集中の後のリラックスの最中にあらわれるようです。

欧陽脩も三上として、馬に乗っていたり、寝床に就いていたり、トイレに入っていたりと、わりとリラックスしている瞬間を挙げています。

もちろん、その前に頭の中には何かひらめくための対象として課題やらお題が設定されている必要があるわけですが。

材料は用意しておいて、何なら調理もしておいて、少し時間を置いてみる。

ひらめきは次の日に食べるカレーのような料理みたいです。

自分の「三上」を見つける

私の場合、三上は、①散歩しているとき、②シャワーを浴びているとき、③布団に入って寝ようとしているとき、なので欧陽脩の三上と1つは同じです。

この3つのときにたいてい良いアイデアが浮かんだり、考え事がはかどったり、論理の整理ができたりします。

以前読んだ『ブレインハック』という本にまさに同じようなことが書いてあり、思わずニヤリとしたことがあります。

「39 散歩をして、シャワーを浴びよう」という項目にある、アイデアは他の作業中にやってくる、というハック。

「41 疲れているときに考えよう」にある、眠りに落ちる直前のアイデアを記録する、というハック。

これらは私の経験則を解説してくれている、「個人的なあるある」ハックでした。​

この三上を活用することは「仕組化」することの一つです。

100%ではないにしろ、「その場所や動作に入ったときにひらめきが湧いてくる」という仕組みです。

別に3つである必要はないと思いますが、何かお気に入りのスイッチを見つけて、ひらめきを効率よく引き出しましょう。

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ひとことポイント

・自分の三上を見つけて、うまいことひらめきを手に入れよう

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