本日もようこそ、Uです。
今日は、変化の激しい時代に、ライフ・シフトする上で最も大切なスキルである、「行動から学習する力」についてお話をしたいと思います。
「行動から学習する力」=最強のスキル
ライフ・シフトにおいて、最強のスキルは「行動から学習する力」です。
これは単に「学習すること」、「お勉強すること」を指しているわけではありません。
ここでいう「行動から学習する力」とは、時代に応じて自分のライフスタイルやワークスタイル、スキルを見つめなおし、行動を起こし、そこから学び、行動を変えていく力です。
つまり、行動を伴う学習を継続する力です。
著書の『ライフ・シフト』では、人生100年時代はマルチ・ステージを行き来する生き方の時代であると説いています。
多様な生き方を、そのときの状況や自分の意志で選択していく。
そんな変化の時代に必要なものは、とりあえず、やってみて、そこから学ぶことです。
スタートアップの成長の早い理由
私の住んでいるシリコンバレーには、多くのスタートアップ(ベンチャー企業)が日々、誕生しています。
彼らは資金も潤沢ではないですし、ライバルも多いですから、常に時間との戦いです。
変化の激しいスタートアップ界隈では常に行動するものが尊重される文化があります。
スタートアップの世界では有名な著書『リーン・スタートアップ』に、「build(構築)-measure(計測)-learn(学習)」サイクルという考え方が出てきます。
シリコンバレーにおいても、かつてはMBA的にきっちり事業計画を立てて、数年後までの収益の見通しを示してから動く、というようなスタートアップも多かったようです。
その後、エリック・リースの『リーン・スタートアップ』が出版されて、リーン・スタートアップの思考法が浸透してからは、この考え方がスタンダードになりました。
リーン・スタートアップでは、すぐにでもプロダクトを世に出して(構築)、反応を見よ(計測)、そしてそれを活かして改良せよ(学習)というような趣旨の考え方です。
悩んでいるより、まず顧客がどう反応するかを見るために、仮の製品でもいいから早く世に出せ。
そして早く学習して改良して、また世に出せ。
これを高速で繰り返して、世の中に必要とされる製品を作れ、と説いています。
「間違った方向」に計画を立てて、時間をたっぷり使って、満を持してプロダクトを出しても、誰も欲しいと思わないものだったら、まったく意味がありません。
この考え方は、個人にも当てはまることです。
時間をかけて壮大なプランを練っても、実行してみたら想定と全然違うことが起きたり、元々思っていたことは実は大切ではなかったとわかったりすることが、これから益々起こります。
悩んだり長々と計画ばかりしていないで、まず行動してみることです。
個人版リーン・スタートアップの「DO・RE・MI」思考
行動ファーストで学習するサイクルを、覚えやすい3つのステップで考えてみました。
・DO(実行する)
・REflect(内省する)
・MIgrate(移行する)
私はこれを、それぞれのステップの頭文字を取って「DO・RE・MI(ドレミ)」思考と名づけています。
従来の「PDCA」サイクルはPlanがまず最初のステップでした。
DO・RE・MI思考の場合は、まず行動するところから始まります。
行動によって得た教訓から、次の新たなステップを生み出すのです。
これはなにも、PDCAが時代遅れだとか、PDCAに取って代わる、という意味ではありません。
状況が変わりにくい場面ですとか、大きな事業を動かすときなどは、キチンと計画を立ててから実行するPDCAはPDCAで、意味のあるサイクルです。
ただ、とりあえずやってみた方が早いことは、世の中に色々あり、またそうしたことに対しても入念な計画を立てようと考えて思考停止してしまうのはもったいないと思いました。
PDCAとDO・RE・MIは、場面に応じて、使い分けることが重要です。
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ひとことポイント
・まずは行動して、そこから学習していこう
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