今日は、自分の習慣を作るための仕組化についてのお話をしたいと思います。
自分を変えるのは習慣です。
習慣を定着させるために必要なのは、いかに三日坊主を抜け出すかだと思います。
そこを対処するための仕組化(しくみか)についてお話しします。
人は習慣でできている
自分を成長させる方法として大事なのは「未知との出会い」と「習慣」です。
新しいコト、ヒトに出会って、そこから学んだことを取り入れるために何かを始めたら、定着させる必要があります。
人は習慣でできている、とよく言われます。
実際私たちが毎日、起きてから、寝るまで、色々な習慣によって半自動的に物事が処理されています。
洗顔、ハミガキ、着替え、通勤、家事、もろもろ。
特に朝は、短い時間の中で、様々なルーティンが回っていることが多いでしょう。
仕事も半分くらいは、自動的に処理されているかもしれませんね。
仕事の中でも、「作業」と呼ぶくらいに細分化したものは、習慣でやっていたりします。
一旦、習慣化されてしまえば、あまり考える必要もなく物事を処理できます。
ここで問題となるのは、新しいことを習慣として定着させるときです。
みなさんもご存じのとおり、新しいことを定着させるためには、それなりの労力が必要となります。
習慣化をはばむ「三日坊主の谷」
以下の図は、習慣化するまでの時間とやる力(労力)をプロットしたものです。
新しいことを始めた最初のころは、「モチベーション」が高く、意気揚々と物事を進めることができます。
一方で、時間が経過すればするほど、継続して実施したことは自分の習慣になるので、習慣の力によってものごとをやる力が補われます。
問題は、図の中盤です。
モチベーションが下がってきているのに、習慣としても身についていない時期が、ちょうど中間にあるころに来ます。
私はこれを「三日坊主の谷」と呼んでいます(今、命名しました)。
特に、実際の日数は3日でない場合もありますが、総称として三日坊主と呼んでいます。
この三日坊主の谷をどう乗り越えるか。
答えは「仕組化」です。
仕組化により、三日坊主の谷に橋をかけます。
「仕組化の橋」です。
そうすると、一番取り掛かるのがつらい時期に、強制的に物事を処理する力が手に入ります。
習慣を定着させる仕組化のテクニック
では仕組化にはどのような方法があるでしょうか。
以下に代表的なものを挙げてみました。
・自己成就予言:周りのひとに目標などを宣言して、自分にプレッシャーを与える
・見える化:進捗具合や成果を、数値やグラフなどで表す、目的を紙に書いて貼りだす
・細分化:物事を、取り掛かりやすいようにステップに分ける
・儀式化:前後の動作をルーティン化して、自動的に実施できるようにする
・スケジューリング:月次、週次、日次などの時間単位でやることを決める、アラームを設定する
・コーチング:目標に対する進捗について、客観的な第3者と対話する
・ゲーミフィケーション:レベリングやバッヂ・ランキングなどのゲームの要素を取り入れる
身近にあるスマートフォンでアラームを設定したり、TwitterなどのSNSで毎朝やることを宣言して、毎晩、結果を伝えたりしてもよいと思います。
最近は三日坊主防止のアプリなども出てきていますので、仕組化がやりやすい時代になったと感じます。
仕組化それぞれの詳しいお話しやアプリのお話も、また別の機会にしたいと思います。
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ひとことポイント
・仕組化を活用して三日坊主の谷を乗り越えよう
コメント
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[…] ・三日坊主を卒業したい […]