コロナ禍の中JAL便で日本からアメリカに移動したので一部始終をお伝えする

airport 08.海外生活・地理

タイトルどおり、コロナ禍の中、日本に戻る予定があり、しばらく東京近辺に滞在していましたが、このほど、アメリカに戻ってきました。

空港やフライトの状況などが普段とまったく異なる中での移動となり、なかなかこういう機会もないと思いましたので、今回の移動を備忘録として書き記しておきたいと思います。

成田国際空港

空港バスが運行していない

普段、シリコンバレーに行くときは、羽田発・サンフランシスコ着のJAL便を使っていますが、現状ではJALでは羽田からのサンフランシスコ便が飛んでいないため、今回は成田発の便となりました。

ということで、久しぶりに成田空港に行こう、と思って空港バス(リムジンバス)の時間を調べてみたら、なんと、私の家の最寄り駅からの空港バスは現在、運航されておらず。

仕方がないので、一路タクシーで成田空港へ。

まぁもともとコロナ禍だし、バスよりタクシーの方がいいかなぁと思っていたのですが、タクシーの配車予約をしていなくて、Uberも来る地域ではなかったこともあり、じゃあバスかなと思って調べたところだったので、二転三転してタクシーに戻った感じです。

空港はとにかく人がいない

成田空港に着きましたが、まあ人がいません。

予想はしていましたが、ここまでいないとは。

やっているのかいないのかわからない、閑散とした空港なのでした。

人が歩いているところを見ると少し安心します。

ちなみに、上の写真の左奥に赤と灰色のボディをしたお掃除ロボのようなのがいるんですけど、これはセコムのセキュリティロボで、空港内を巡回しているようでした。

報道資料 2019年度版 - 05月23日 - セキュリティ(防犯・警備)のセコム

人がいないのにセキュリティロボが巡回しているとは、なんたるディストピア。

お店はほとんどやっていない

これだけフライトを利用する人がいないと、当然ながら空港を訪れる人が激減するわけで、その影響は空港にあるお店にも及んでいます。

お店というお店が閉まっていました。

ユニクロもビックカメラもやっていないよ

ユニクロも閉店。

用事があって立ち寄ろうと思ったビックカメラも閉店。

KDDIカウンターも…

出発前にケータイの休止をしようと思ってKDDIのカウンターを探していたのですが、見つからなかったので総合案内の人に場所を聞いたら、「KDDIカウンターは3月31日をもって終了しました」と言われてしまいました。

それじゃあネットで休止できるか調べてみたら、「必ずauショップに来店してください」とのこと。

なんてことだ。

ケータイを休止できないではないか。

と思ってさらに調べてみたら、今はコロナ禍なので、代理人が来店しても休止は受け付けている模様。

一安心。

思わぬお店が開いていたよ

Wi-Fiレンタルの返却のスポットも一部閉鎖されており、出発ロビー階ではできず、到着ロビー階まで行くことに。

その途中に見つけた、ガンダムの頭が目立つ「成田アニメデッキ」はオープンしていました。

す、すごい、どこにそんな需要が…。

入店するための入口が1か所になっていて、さらに店員さんが見張っていたので、なんだかめんどくさい感じがしてしまい、入っていませんが。

需要がありそうなところはやっていたよ

結局やっていたのは、アニメデッキ以外には、マツモトキヨシマクドナルドスターバックスなどの需要がありそうなところ。

謝朋殿という中華もやっていました。

けっこう需要があるのかな?

チェックイン、荷物検査、出国審査、どれもスイスイ

お店は色々閉まっていて不便ですが、チェックインや出国審査はどれも空いていてスイスイでした。

JALのチェックイン

JALの国際線のチェックインは、成田空港だと、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラス、JALグローバル・クラブ、ファーストクラスと5つほどあって、身分(ステータス)による待遇の差を感じるひとときなわけですが、コロナ禍ではざっくり2種類(上・下)くらいにまとめられていました。

まぁそもそも搭乗者が少ないので、エコノミークラスでもあまり並ばないと思います。

手荷物検査

手荷物検査場も1か所に集約されていました。

通常であればビジネスクラス以上の上級ステータスの人のみが使える「優先レーン」と書かれた手荷物検査のところのみ開いており、「ここは優先搭乗者だけですか?」と聞いたら「今はここしか開いてないので、すべての搭乗者が対象です」と教えてくれました。

手荷物検査場には税関職員さんがいっぱいいて、搭乗者より多い人ほどでした。

ほぼマンツーマンで荷物についての手引き(PCを出してくださいとか)をしてもらえます。

出国審査

出国審査はもともと、日本人の場合はセルフでスイスイいけるタイプになっていたので、あまり違いは感じませんでしたが、人が余っている感はありました。

私が来るのを見たおじさまが待ってましたとばかりに声をかけて「日本人の方ですか?自動ゲートへどうぞ」と目と鼻の先の自動ゲート導いてくれました。

昔、デパートに開店と同時に入ったとき、行くフロア行くフロアで店員さんが慇懃に挨拶してくれましたが、その感覚に近い、特別感が閑散とした空港にはあります。

はじめてのファーストクラス・ラウンジ

そしてなんと、コロナ禍のJALラウンジの営業はファーストクラスのみで、プレミアムエコノミークラスの人でも、ファーストクラス・ラウンジを使うことができました。

おお、これはめったにない機会だ。

使ってみた感想としては、ビジネスクラスと、そう大差ないようなあるような微妙なところだな、という感じでした。

普段使っているビジネスクラス・ラウンジは人がけっこういっぱいいて、時間帯によっては席を見つけるのも大変だったりしますが、ファーストクラス・ラウンジは利用者の絶対数に比して、座席の数が多い気がします。

なのでゆったりできる。

さらにコロナ禍なので人も少ないのでさらにゆったりできました。

あと、ファーストクラス・ラウンジ専用の料理を注文できるのが特徴でしょうか。

おなかがあまり減っていなかったので、とんこつラーメンしか食べませんでしたが。

JAL便

ガラガラのプレミアムエコノミークラス

今回はプレミアムエコノミークラスで座席を取りましたが、「本日はプレミアムエコノミークラスに○○様お一人ですので、ごゆっくりおくつろぎください」とCAさんからお声がけをいただき、21席あるプレエコに私1人という、大変珍しい状況に遭遇したことを悟りました。

プレエコでCAさんから名前を呼ばれて挨拶されることは、たしか今までなかったと思います。

この後も色々なCAさんからご挨拶をいただき、やはりコロナ禍でのお客様は貴重なのかなぁと思いました。

写真は出発直前のプレミアムエコノミークラスの様子です。

もう扉は閉まっているのに私以外、誰もいないのです。

それにしても、ことあるごとに私の席を気にしてくれる優秀な日本のCAさんたちに常に見守られている感じがして、もう一人か二人くらい、注意を分散してくれる搭乗者がほしかったかなとも思いました。

はい、すいません、贅沢言いました。

コロナ禍の案内ビデオ

出発時にスクリーンに流される「ご搭乗に際して」のビデオは、少しコロナ禍対応されたものになっていました。

たとえば、飛行機内は空気がものすごく循環しているから数分に1回は真新しい空気になっているよ、みたいな案内があります。

あとは、飲食時以外は、マスクを常に着用していてね、というアナウンスがあります。

ただ、酸素マスクが下りてきたときは、今つけているマスクを外して、酸素マスクをつけてください、という案内があり、まぁそれはそうですよね、とどこまでも真面目なアナウンスに感心したり。

定刻よりだいぶ早く到着

これはコロナ禍の影響ではないかもしれませんが、到着予定時刻より35分ほど早くサンフランシスコに着きました。

日本の航空会社の便は割と早めに着くことが多いですが、コロナ禍で飛んでいる便が激減していることも少なからず影響しているのかなと感じた次第。

サンフランシスコ国際空港

今回の旅で一番感動したのが、アメリカでの入国審査です。

最近まで、SFO(サンフランシスコ国際空港)での入国審査の待ち時間が長くなる傾向にあった関係で、運が悪いと2時間くらいかかっていました。

通常なら、飛行機を降りたところから入国審査官が待つ場所まで、先着を争う軽めの徒競走が発生するわけですが、この日は人が全然おらず、先頭集団もトランジットでJAL便を使ったのであろうフィリピンの国旗が書いてあるリュックを背負った若者2人のみ。

いつもなら長蛇の列ができているゲート前も、今回はもうスイスイのスイスイ、ディズニーランドのファストパスのごとく、長いレーンをショートカットしてすぐに審査官のところへ。

質問もすぐに終わり、ものの3分もかからず入国審査が終了しました。

はや!

お迎えに来てくれていた同僚も、「はや!」とLINEに率直な感想。

いつもならすでに出てきている荷物を少し待ってから受け取り、無事、同僚の待つロビーへ。

ということで、コロナ禍での空旅、かなり楽ちんでした。

うん、いつもこうであってほしい。

^U^

ひとことポイント

・コロナ禍のフライト移動は快適ですが、お店はやっていません

コメント

タイトルとURLをコピーしました