「今日はもう、ただひたすら地図について語りたい。」by 私
ということで今回は、私の大好きな地図の魅力とその進化について、気の向くままにお話をしたいと思います。
①紙の地図帳⇒②インターネット黎明期のポータルサイトの地図⇒③地図専用ソフト⇒④Google⇒⑤地理ゲーム⇒⑥VR、という私が経た地図関連サービスとの出会い順にお話しします。
長くなりますので、前後編に分けます。
本日は前編(①~③)です。
昔から地図が好きな私
私は子供の頃から、地図とかジオラマとかの、デフォルメした町を見るのが大好きです。
幼児向け雑誌についてるふろくで紙の町を作るものが時々ありましたが、そうしたジオラマ的なものに心躍らせる子供でした。
自分の思うように街を作ることができる「レゴ」が好きなのも同じ理由かもしれません。
観光地にある地図は必ずもらって、ホテルや旅館で眺めています。
私の地図好きはそのまま「街歩き」好きにつながり、街歩き好きが高じて「街写真撮影好き」につながっています。
ケータイの画素数が飛躍的に上がった頃からは頻繁に、街から街へと渡り歩きながら、写真を撮りまくっていました。
最も最近はできていませんが。
地図帳
今でこそWebやスマホアプリの地図サービスが広く普及しており、そちらが主流になっていますが、2000年代の半ばくらいまではまだまだ地図帳の方が便利な時代でした。
一覧のページから知りたい町の番号を検索して、サッと該当ページをめくる。
そんな紙の利便性を持つ地図帳を、私はことあるごとに眺めていました。
ただ、地図サービスでは起こり得ない、紙面だからこそ発生する不便さはあります。
自分の行きたいところが、とあるページの端っこに位置してしまっていてよく見えないとか、探している場所が、ちょうど自分の持っている地図のギリギリ範囲外だとか。
でもそれも、今になってみれば、かえって味があると思えてきます。
私が地図帳をよく眺めるようになったのは、社会人になってからですので、2000年代前半くらいからということになります。
当時、私の中で地図帳と言えば3つありました。
やはり王道は旺文社の「マップル」です。
色々な範囲の地図を取り揃えているため、用途別に使い分けができますし、大きさもさまざま。
首都高の出入口のイラストや入り方などを解説した地図帳など、特殊なものもありました。
ただ、元々道路の得意な地図だったこともあってか、近年はカーナビやGoogle Mapのルート検索におされてしまっています。
デジタル化に成功した「住宅地図」のゼンリンはまだまだ元気なようです。
住所の把握に便利なゼンリンの地図は、個々の表札に書いてある名前まで載っているという、住宅に関する精度の細かさがウリです。
そのため地図が必然的に詳細になるので、市区町村単位で販売されており、なかなか買おうという気にはなれませんが、本屋とか図書館で眺めたりしていました。
今思えば、思い出の地の住宅地図くらいは、当時のものをゲットしておいてもよかったかなぁとも思います。
成美堂出版の「東京超詳細地図」も、かなり細かいところの記述がされており、大好きでした。
特にチェーン店のロゴマークが整備されており、どこにどんなレストランがあるか把握しやすいのがポイントでした。
ポータルサイトの地図サービス
地図好きの私はWebでもよく地図を眺めています。
地図サービスは私がパソコンで地図を見るようになった1990年代の終わり頃からありました。
インターネット初期のポータルサイトといえば、Yahoo! Japanです。
当時は路線検索も天気予報も地図の確認もYahoo!でやっていました。
この頃のYahoo!の地図は「紙面の地図をそのまま電子化した」ような作りになっており、今のように行きたいところを自由にマウスでグリグリ操作して移動する、ということはできず、正方形の地図の東西南北には配置していある矢印(←↑→↓)を押すという、パソコンのすごく古いRPGのような作りになっていました。
そのため、私は時間のあるときにコツコツと地図画像を集めてExcelに貼っていき、大きな一枚マップを作ったりして悦に入っていたのはいい思い出です。
当時、回線が遅いと、地図がちょっとずつしか表示されなかったのもインターネット黎明期あるあるですね。
地図ソフト
Yahoo!の「矢印マップ」問題を解決してくれたのが、地図専用ソフトの存在でした。
マップルの電子版「スーパーマップル・デジタル」というパソコンソフトがあり、私もこれを購入していました。
時期的には2000年代中盤くらいだったと思います。
スーパーマップル・デジタルは今のようなWebのマップサービスと同じようにグリグリとマウスで行きたい方向へ動かせるタイプだったと思います。
移動ルートの時間計算とか、自分のお気に入りの場所のマッピングとかできたので、けっこう便利でした。
ただ、そうした便利機能をすべてWebサービスで、しかもタダで可能にしてしまうとんでもない猛者が現れます。
そうです、地図業界のディスラプターこと、Googleです。
後半に続きます。
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ひとことポイント
・地図は、あきない。
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