本日もようこそ、Uです。
今回は、英語学習者にオススメしたい「独り言学習法」についてお話をしたいと思います。
ネイティブ・スピーカーと自然に会話ができるようになるためには、「英語脳」を作る必要があります。
独り言学習法をすれば、英語脳を作ることができると断言できます。
私もできましから。
この方法は根気と習慣力が必要ですので、本気でネイティブ・スピーカーと自然な英語の会話をしたい人向けです。
旅行会話ができるくらいでいいという方には向きません。
というか、今の時代、旅行会話レベルならGoogle Assistantやポケトークがあります。
この記事では私の現在の状況や体験談などもご紹介していますので、ご参考にしていただければ幸いです。
独り言学習法のやり方
英語で考えて英語で話す
独り言学習法は、読んで字のごとく、「独り言を英語で言う」学習法です。
さらにいえば、独り言学習は、英語で考えて英語で話す方法です。
いちいち日本語に変換しないことがポイントです。
最初は「いきなり英語で考えるなんて難しいよ」と思うかもしれません。
そういう場合は、目についたものをそのまま英語にすればOKです。
知っている単語で状況をつむいでいきましょう。
慣れてきたら、そこに、「それを見て自分で感じたこと」も付け足してみましょう。
それに適した時間帯が、一人の移動時間です。
さすがに通勤電車の中でごにょごにょ言ってたら周りの人から白い目で見られると思いますが、駅から自宅とかであれば人目も気にせずできると思います。
声に出すことで、自分が話す内容が耳から入るという、学習効率があがるループができます。
レベル別の独り言の例を挙げておきますので、参考にしてください。
声に出せない環境なら思考を英語にするだけでもOK
口に出せない環境であれば、頭の中の思考を英語にするだけでもかまいません。
というか、現在の私は、どちらかというと思考のみの場合が多くなりました。
慣れてくれば、英語にしたり日本語にしたりできるようになります。
独り言英語学習のメリットは「はやい、やすい、うまい」
独り言を英語で言う学習法はとてもシンプルで手間いらず、どこでもできて、しかもタダと、いいことずくめの勉強法です。
英語学習界の牛丼です。
はやい
「独り言」なので、どこでもできます。
必要なのは自分だけです。
どこにいても、一人になったらやりましょう。
周りに人がいるときは「サイレント・モード」推奨です。
やすい
やすい、というかタダです。
思う存分、やりましょう。
うまい
独り言学習法の効果はバツグンです。
これは経験者である私が保証します。
特に、自然な英語での会話に重要な「英語脳を作る」という点において、多大な成果をあげます。
独り言学習で気をつけたいこと
すぐには身につかない
残念ですが、このメソッドには即効性がありません。
習慣として日々、実践することが重要になります。
見られると恥ずかしい
独り言をブツブツ言っているところを誰かに見られると、ちょっとおかしい人と思われるかもしれません(笑)。
周りをよく確認して声に出しましょう。
私の現在の状況
英語でほぼ困らず生活できます
私は現在、シリコンバレーで働いており、日々の生活においても、また仕事の面でも英語を使っています。
私は帰国子女でもなく、ネイティブ・スピーカー並みには話せませんが、こちらに来てからほぼ英語面では苦労していません。
ただ、例外はあります
「ほぼ困らずに」とお話ししましたが、例外はあります。
それは①訛りがキツイときと、②知らない単語や言い回しが出たときです。
相手の訛りがキツイことがある
シリコンバレー、というかカリフォルニア州は非常に多様性があるところであり、移民も多く、さまざまな英語を聞くことになります。
かくいう私も日本から来てますからね(笑)。
当然、移民の人たちもネイティブ・スピーカーではありませんので、訛りがあります。
一番キツイであろう訛りはインド系の方でしょうかね。
ネイティブ・スピーカーのスピーディーな会話についていけても、訛りがキツイと、ゆっくりでもキビシイかもしれません。
ただ、訛りも慣れがありますので、時間が解決してくれます。
私も今はもう、だいぶ慣れました。
知らない単語はわからない
自分の知らない単語やイディオムは、わかりません。
こればっかりは地道に増やすしかありませんね。
ビジネス会話であれば、自分の専門分野はほぼ問題なく会話についていけるんです。
話し方は洗練されていますし、出てくる単語もだいたい決まってきます。
どちらかというと生活面において、知らない言いまわしが出てきたり、「アメリカあるある」を知らないとわからないジョークが出てきたりした際にとまどう、ということが多いと思います。
そういう面を知ることも、アメリカ生活ならではという感じで楽しいですけどね。
TOEIC対策にもなる独り言学習法
独り言学習法は、TOEIC対策にもなります。
特にリスニングとスピーキング。
ちなみに私の場合、2017年のときの点数ですが、TOEIC(LR)は945点です。
【体験談】条件型計画で身についた「独り言」英語学習
きっかけは自転車の移動のとき
ここは、私が独り言学習を身につけた体験談になります。
私が高校1~2年生の頃、少し家から離れたところにある個人経営の英会話スクールに週1回ほど通っていました。
そこに行くのに自転車で片道20~30分くらいはかかっていたと思います。
行きと帰りはカセットテープ式のウォークマンのようなものを聴いていた気がしますが、ある帰り道にふと、英語を話しながら帰ることを思いつきます。
あまり人のいない夜道に自転車で帰るので、少し声を出しても誰にも聞こえません。
ですから周りは気にせず、気軽に英語で独り言を始めました。
初めは、この英会話スクールの往復だけ英語で話していたんだと思います。
自然と発生した条件型計画で身につけていった
私はこのとき過去の記事でもご紹介したような、「自転車に乗って英会話スクールに通うときには英語で独り言を言う」という条件型計画を実践していたんですね。
その時はあまり意識していませんでしたが。
それが次第に「自転車に乗ったら~」に代わり、いつしか「一人で移動しているときは~」へと条件の範囲が広がっていき、習慣として定着しました。
以来、断続的に英語で独り言をいう習慣を続けています。
独り言学習は英語を「知識」ではなく「言語」にする
独り言学習を続ければ、考える時も英語になります。
外国語を自在に操るためにはやはり、日本語から外国語に頭の中で変換するのではなく、直接外国語で考える必要があります。
私は「日本語からいちいち翻訳している限り、それはナレッジ(知識)であってランゲージ(言語)ではない」と思います。
つまり、知識として持っているだけでは、本当に身についていないと思うわけです。
語学学習に必要なことはとにもかくにも反復、繰り返しです。
やり方を知ったら、後はひたすら繰り返すのみです。
ただ一旦、習慣化してしまえば、驚くほど簡単に継続できて、英語脳で考えられるようになります。
回り道のように見えますが、キチンとした英語を身につけたいのであれば、結局、習慣化するこの方法がコスパ最強になるのです。
次回予告:TVドラマ学習法
独り言学習法は完璧ではありません。
自分の知っている単語のみで話すので、新しい言葉を覚えられないのです。
そこには別の学習法が必要です。
ということで次回は「独り言学習法」と相性のいい、「TVドラマ学習法」のお話をしたいと思います。
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ひとことポイント
・一人で移動する際は、英語でひとりごとを言おう
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