本日もようこそ、Uです。
今回は、自分と価値観の違う師匠の「考え方」をまるごとインストールする方法についてお話をします。
具体的なメソッドとしては、セルフコーチングを使います。
憧れの人(師匠)に近づきたいと思いつつ、自分と師匠とのギャップを埋められず悩んでいる人にオススメの方法です。
師匠とのギャップを埋めなくてよい「脳内コーチ」
以前の投稿でもお話しをしましたが、師匠の考え方を自分の中に取り入れようとしても、時として劇薬のように強すぎて、すんなりと自分の中に入ってこない、定着しないことがあります。
憧れの人に近づきたいので、その人の本を読んだり、YouTubeを見たりする。
でも、考え方が違い過ぎて、急にやろうとしてもハードルが高い。
あるいは、師匠の考え方の一つ、二つはマネしてみたが、考え方の総和にギャップがありすぎて、結局、普段とあまり変わらない、元に戻ってしまう。
こんな場合は、セルフコーチングを活用して、脳内コーチ、脳内メンターを作るのが、最良のアプローチです。
セルフコーチングで師匠と問答する
コーチングは、対話を通して、コーチがクライアントの課題や悩みを「自ら」解決することをサポートするコミュニケーションです。
通常のコーチングでは、経験豊富で対話の引き出しをたくさん持っているコーチに、クライアントが思考の深掘りや展開などを促されることで、見えていなかった「気づき」を得て、クライアントの問題解決に近づいていきます。
セルフコーチングは、このコーチングを自分一人でやることです。
そして脳内コーチとは、このセルフコーチングのコーチ役に師匠の色をつけて、「ソクラテスと弟子の問答」のようなことをやることです。
勝海舟に憧れた私
私はかつて、自分の道に迷ったときに、子母沢寛の『勝海舟』を読んで感銘を受けたことがあります。
幕臣でありながらも、日本という国のため、わたくしを捨てて、列強諸国に負けない日本を作るため、海軍設立や日本の近代化に東奔西走した姿にシビレました。
そのとき、「よし、自分も勝海舟のように考え、行動しよう」と決意します。
しかしすぐに、自分と勝海舟の考え方の間にあまりにもギャップがあり過ぎて、到底、勝海舟のようにはなれないと気づきました。
そこでどうしたか。
勝海舟を師匠として考えることにしたのです。
当時、コーチングも学習していたので、勝海舟をコーチとして、自分の中で会話することにしました。
坂本龍馬が勝海舟を先生としたように、私も脳内に勝先生を再現しました。
勝先生なら、この場合、どうするだろうか。
「おめえさんは大馬鹿やろうだね」とまた怒られた。
なんて考えながら、対話しながら、どうしていくべきかを問答していきました。
この方法であれば、現状では師匠と自分の間に大きなギャップがあっても、別人格として切り離されているので、ジレンマを抱えることもありません。
師匠と対話を繰り返しながら、少しずつ、師匠に近づいていけばいいわけです。
また、この方法の良い点は、複数の人格を呼び出して会議もできるところです。
堀江貴文さん、西野亮廣さん、落合陽一さんを脳内に呼び出して、自分のアイデアをもんでもらう。
豪華ですね(笑)。
セルフコーチングは、自分の考えに磨きをかける思考のトレーニングにもなります。
次の行動に迷ったとき、大切な決断を迫られたとき、師匠と対話をしましょう。
^U^
ひとことポイント
・自分の師匠との対話でセルフコーチングをしよう
コメント
[…] ・憧れの人に近づきたい […]