本日もようこそ、Uです。
さて今日は、タイトルにあるとおり、西野亮廣さんの記した『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』から学んだことについてお話をしたいと思います。
まずは『革命のファンファーレ』の総括
この本は、「現代のお金と広告」という副題どおり、インターネット時代のお金と広告にまつわる新たなチャネル、手段、考え方が書いてあります。
この本の良いところは、西野さんがどう考えて、どういうストーリーでこれを使うのか、こうするためにはこうした方が良い、という緻密な計算とロジックの積み上げを語っている点です。
つまり、本人の「信念／ビリーフとロジック、行動、結果」がセットでわかるので、とてもわかりやすいうえに、再現性もある程度、確保されているのでマネしやすいということです。
「現代を生きるクリエイターのためのマーケティング基礎講座」として、かなり勉強になるなと感じました。
西野さんの考え方の背景には、「これからの時代は『信用』がものすごく大事である」という信念／ビリーフがあり、それを前提にして色々考えていらっしゃいます。
いわく「『信用持ち』は現代の錬金術師とのこと。
人生100年時代のバイブル『ライフ・シフト』には、無形資産という言葉があります。
ライフ・シフトの定義する、3つの無形資産、①生産性資産、②活力資産、③変身資産のどこかにピタリと当てはまるわけではないですが、この信用こそが現代の無形資産の最たるものと言えるのではないでしょうか。
現代マーケティングのお手本的手法の数々とニュービジネス
この本には、現代でモノやサービスを人々に提供する上で欠かせないチャネル・ツールについてはひととおり書いてあります。
以下に、著書の中に書かれている一例を挙げます。
・クラウドファンディング
・オンラインサロン
・インターネット広告
・フリーミアム
・体験＆お土産効果
・口コミ
・コミュニケーションデザイン
・新しい本屋「しるし書店」
・新しい出版「おとぎ出版」
先ほども言いましたが、個々のトピックについて、かなり具体的な戦略のロジックが書かれています。
これは、ある程度再現性はあると思いますし、自分でやるときも参考になると思います。
個別具体的なケースになっていますので、抽象化・一般化と応用はもちろん必要だと思いますが。
もう一つ、この本の特徴というか、オリジナリティがあるところは新しいビジネスを作ったところのお話があるところです。
一例に挙げたうちの、下の2つは西野さんが作ったニュービジネスです。
最新の手法に乗ってロジカルにマーケティングを展開するところも素晴らしいお手並みですが、世の中にないものは素早く自分で作ってしまうところが、クリエイティブな西野さんの真骨頂ではないかと思いました。
「最初の一歩を踏み出す」ためのロジカルな名答
上に挙げた部分には、いちいち驚きましたし、感銘を受けましたし、頭いいなぁと思いました。
ただ、私が最も「なるほど！と思ったポイントを挙げよ」と言われれば、最後の方にある、「最初の一歩を踏み出す」ための力を与えてくれる以下のくだりです。
“行動しない人間は、自分が行動しない理由を、すぐに「勇気」のせいにする。
「勇気がないから一歩踏み出せない」と言う。
これは違う。
大間違いだ。
行動することに、勇気は必要ない。
子供の頃に一人で乗れなかった電車に、今、あなたが一人で乗れるようになったのは、あなたが勇気を手に入れたからではない。
「電車の乗り方」という¨情報¨を手に入れたからだ。”
（中略）
“一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。
説明できてしまう事柄に「勇気」は必要ない。”
（中略）
“情報は、行動する人間に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。
行動の連鎖だ。
勇気のせいにしてはいけない。
今、あなたが行動できていない理由は、あなたが情報収集をサボっているせいだ。
努力だ、圧倒的努力。
これに尽きる。”
出典：革命のファンファーレ
おお、なるほど！
いや、確かにそうだ！
「人は説明できてしまうことに勇気は必要ない」というのは、本当にそのとおりです。
適切な情報を集めて、一歩目のハードルを自分でいけるレベルまでキチンと下げれば、踏み出せないはずがない、ということですね。
裏を返せば、一歩目が踏み出せないのはやるべきことをやっていないから、とも言えそうです。
私の新たな信念／ビリーフができた瞬間です。
^U^
ひとことポイント
・「現代のお金」とも言える信用を蓄積しよう
・情報を仕入れて最初の一歩を踏み出そう
西野さんの本は「キンコン西野のサイン本屋さん」にサイン本もありますので、こちらもどうぞ。
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