本日もようこそ、Uです。
さて、昨日の「独り言学習法」に引き続き、英語学習についてのお話です。
英語脳を作るには「独り言学習法」が最適です。
ただ、独り言学習法だけでは、自分の知っている言葉の範囲でしか英語の練習ができません。
そこで登場するのが、TVドラマ学習法です。
ボキャブラリーを増やしたり、場面ごとに適切なセンテンスを身につけるには、TVドラマ学習法が最適です。
ということで今回は、TVドラマで英語を学習する方法についてお話をしたいと思います。
TVドラマ学習法のやり方
動画を見る環境を準備する
まず初めに、動画を視聴する環境を準備します。
今はネットフリックスやアマゾン・プライムのような定額制動画配信サービスが色々ありますので、そこから選ぶとよいと思います。
ネットフリックスもアマゾン・プライムも豊富なタイトルがあり、かつ独自コンテンツにも力を入れていて、どちらもオススメですが、使い勝手的にはネットフリックスに軍配が上がります。
アマゾン・プライムを含むアマゾン・ビデオは、2020年5月現在、字幕のオン・オフ機能はありますが、言語は日本語に固定されており、英語字幕がありません。
ネットフリックスは英語も日本語もあり、いつでも切り替えられるので、便利です。
ちなみに、動画配信サービスではない、DVDやブルーレイでも、もちろんOKです。
好きなタイトルを選ぶ
環境が整ったら、好きなTVドラマや映画のタイトルを選びます。
はじめのうちは、ジャンルはもう、自分の好きなものが一番いいと思います。
恋愛ものでも、SFでも、ファンタジーでもアクションでも、スリラーでも。
TVドラマ学習法では、何度も同じ作品を観ることになりますので、飽きのこないものにした方がいいかもしれません。
日本語字幕付きで観る
まずは日本語字幕付きで観ます。
ストーリーを把握することを心がけながらも、あまり深く考えず、単純に楽しんでください。
このステップは、1~2回でいいと思います。
英語字幕付きで観る
さてストーリーがだいたい頭に入ったら、次は英語字幕付きで観ましょう。
このステップでは、それはもう、セリフを覚えてしまうくらいまで何度も繰り返します。
シャドーイングの要領で、登場人物たちの後に続いて、セリフを声に出して練習しましょう。
字幕なしで観る
最後の総仕上げとして、字幕なしで観てみます。
このとき、セリフが口をついて出てくるのであれば、かなりマスターしたことになります。
まだまだ覚えられていないと思ったら、日本語字幕付きや英語字幕付きのステップに戻って何度でも練習しましょう。
オススメのジャンル
一番のオススメのジャンルは、皆さんが今後使うであろう英語の場面が豊富に出てくるものです。
旅行であればトラベルもの、ビジネスであればビジネス系といった具合です。
一般的に応用が利きやすいのは、現代モノのコメディー系です。
少し古いですが、「フレンズ」が英語初心者向けとして有名です。
現代モノコメディーで言うと、若干オタク寄りな話題が多いですが、「ビッグバン★セオリー」が私は好きです。
「フレンズ」ならネットフリックス、「ビッグバン★セオリー」はネットフリックスでもアマゾン・プライムでも見られます。
TVドラマ学習法のメリットは「そのまま」使えること
場面とやりとりがセットで理解できる
TVドラマで英語を学習する最大のメリットは、シーンごとに必要な会話がまるごと学習できることです。
あれこれ考えず、そのまま覚えれば良いので、簡単です。
慣れたら、単語の入れ替えをすれば、さまざまな会話に応用できます。
これには数をこなすことも重要です。
文化も一緒に学べる
TVドラマを観ていると、その国や地域の文化も同時に学ぶことができます。
言語は、ある一定以上の会話の場合、文化と切り離すと、とたんに通じにくくなるという性質を持ちます。
文化的背景があっての発言があり、共通の理解があるわけで、これを知らずに会話しようとしても、意味が半分くらいしかわからないということになってしまいます。
TVドラマ学習法であれば、時代背景やコンテクストが一緒に頭に入ってくるので、一石二鳥というものです。
耳と目と口で覚えられる
言語の習得には、五感の活用が欠かせません。
TVドラマ学習法であれば、耳と目と口を使い、脳にさまざまな刺激が入ることで、インプットしやすくなります。
さらに字幕を観ながら手で速記できれば、触覚も使えます。
少しスピードを落とさないと難しいと思いますが、字幕を観て書くことをやれば、リーディングとライティングスキルも身につけることができます。
コストもあまりかからない
月額の定額制動画配信サービスであれば、もともと加入している人も多いでしょうし、新規で入る方でも1回のマンツーマン・レッスンより安いくらいの料金です。
VHSで映画を観ていた私からすると、本当に便利な時代になったと感じます。
TVドラマ学習法の注意点
適切なドラマを選ぶこと
好きなドラマで学習するのが一番いいのは確かですが、できれば①時代性や②テーマ、③難易度、④スラングに注意しましょう。
時代性
作品によっては時代が古く、現代では使えないか、あまり使われない表現が出てくるものもあります。
また、当時は許されていたであろう差別的表現がそのまま出てくるものもあります。
こうしたものまでセットで覚えてしまうと、実際にネイティブ・スピーカーと会話したときに、違和感を与える要因になりますので、注意しましょう。
テーマ
扱うテーマによっては、出てくる単語に偏りが出てしまいます。
法廷ものとかは法律用語がバンバン出てきますし、医療系は医療用語が、当たり前ですが頻繁に出ます。
自分の仕事に関係がある等であればよいのですが、あまり関係がないのであれば、もっと自分に身近なテーマを選ぶことをオススメします。
難易度
作品に出てくる英語の難易度も考慮ポイントのひとつです。
自分のレベルに合わない高度な英語の作品を選んでしまうと、挫折しやすくなります。
テーマのところでも取り上げた法廷ものや医療もの、政治ものは、スピーディーにしゃべくり倒す傾向が強いので注意です。
スラング
作品によってはものすごくスラングが出てきます。
マフィアものとか、ギャングものとかは特によく出てきます。
もう1分に1回は必ず出るというくらいのものもあります。
スラングの意味を理解して観ているのであればいいのですが、ノリで覚えて、うっかり実践で使ってしまうと、大変なことになります。
かくいう私も、スラングは注意していないと出そうになります(笑)。
アクセントを考慮すること
英語の海外ドラマはだいたいが「アメリカン・アクセント」か「ブリティッシュ・アクセント」のどちらかが強く出る作品となっています。
多くの場合、映画の都ハリウッドのあるアメリカのアクセントが使われていますが、「ハリー・ポッター」シリーズや「ゲーム・オブ・スローンズ」などは、ブリティッシュ・アクセントです。
「ロード・オブ・ザ・リング」のような中世ファンタジー系も、だいたいブリティッシュ・アクセントです。
またアメリカン・アクセントでも「南部アクセント」などが強い作品や、ブリティッシュ・アクセントも様々あったりします。
「フォレスト・ガンプ」はアメリカ南部で育った主人公の話ですので、南部アクセントが出てきます。
自分になじみのないアクセントが出てくる作品を観ると、「あれ、なぜかあまり理解できないな」と思うかもしれませんが、アクセントの違いがあるというだけです。
ただ、作品を観る際に注意しておかないと、ある単語はアメリカン・アクセントで覚えて、別の単語はブリティッシュ・アクセントで覚えてしまい、ちゃんぽんな英語になります。
はじめはそれでもよいのですが、慣れてきたらそこも、使い分けができるようになった方がよいと思います。
楽しいから続けやすいTVドラマ学習法
やはり英語学習は継続が一番重要です。
継続には習慣化、仕組化などの工夫も必要ですが、何より楽しいことが一番です。
TVドラマ学習法は好きなドラマで学習できるので継続性が高いという大きなメリットがあります。
独り言学習法とあわせて活用し、ぜひ英語をマスターしてください!
^U^
ひとことポイント
・好きなドラマで英語学習を楽しく継続しよう
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