「再現性」、「独自性」、「新規性」でビジネス書を選ぶ

books to chose 06.自己啓発

本日もようこそ、Uです。

今日のお話は、特許の3要件のようなタイトルからネタバレ気味ですが、良質なビジネス書を見極める際のコツについてです。

毎日、毎月、毎年大量に出版される有象無象のビジネス書から、①いかに良書を選びだし、②いかに自分のものにしていくか、この2プロセスの前半です。

後半は次回にお話しします。

ビジネス書で最も重要なのは再現性

ビジネスや自己啓発系の本で最も重要なのは再現性です。

小説のように、「ああ、面白かった」で終わり、では意味がありません。

何らかの解を求めて読んでいるわけですから、自分の明日の行動に何か変化をもたらす必要があるわけです。

再現できない自慢話や一般論だけでは、全く意味がないのです。

再現性を支えるのは、「圧倒的な経験」や「科学的根拠」です。

圧倒的な経験とは、経験の中に質と量がものすごくあり、行動や考察を繰り返した結果、帰納的にある種の格言、信念/ビリーフが導きだされたものです。

企業経営者や、スタートアップでビジネスを始める人の本などは、これに該当するでしょう。

科学的根拠とは、科学的な実験や心理学的な実験などをとおして、すでに実証済みの成果から演繹的に格言、信念/ビリーフが導き出されたものです。

心理学的知見を取り入れた自己啓発書や、多くの研究成果を基にしたハウツー本などはこれに該当します。

圧倒的な経験や科学的根拠で、汎用性と具体性を行き来できており、ロジックもしっかりしていれば、それはかなり再現性があると言えます。

まず、再現性をチェックしましょう。

ポジティブワードのオンパレードが効くとき

ロジックや再現性のない、ポジティブ・ワードの繰り返しはあまり意味がないのですが、こういう言葉が効くときもあるにはあります。

それは、ものすごく落ち込んでいるときです。

マイナスの状態をゼロに持っていくときに効用があります。

あとは「信頼している人」からのメッセージだった場合ですね。

これは比較的、心に残り続ける可能性が高いと思います。

ただやはり、特にネガティブになっていない、ゼロかプラスの状態の人は「だから何なの?」になってしまう確率が大です。

一時期の高揚感が得られる興奮剤にはなりますが、根本的解決策にはならないでしょう。

さらに上昇させるには、やはり具体的な再現性が必要です。

独自性があるとブランドができる

独自性、つまりオリジナリティも重要です。

自己啓発系では、すべてがすべてオリジジナルだ、と言えるものは少ないかもしれません。

物事の本質は、いつの時代にも変わらない部分があるからです。

ただ、やり方とかストーリーとか表現の仕方とか、どこかしらに筆者独自の工夫があるものは、オリジナリティがあると言ってもいいと思います。

オリジナリティがあると、他者との差異が認められて「ブランド」ができます。

ブランドがあると「信頼」が得られます。

だから一度ブランドを好きになると、ファンは新作も欲しくなりリピートしてしまいます。

私が師匠としている堀江貴文さんとか西野亮廣さん、落合陽一さんたちはみな、ブランドとしての信頼感があります。

いわゆるキャラが立ってる人ですね。

キャラが立っているかをみましょう。

新規性で時代とのマッチ度をみる

新規性も重要でしょう。

この場合の新規性とは、時代へのマッチ度と言った方がいいかもしれません。

時代は急速に変化していきます。

昨日あてはまった法則や常識が、今日も当てはまるかはわかりません。

一流の師匠たちは、常に最先端を追いかけています。

というか、最先端を創り出しているのです。

環境の変化に適用できるものだけが、生き残れるのです。

マッチ度を確認しましょう。

あ、これは、自分もある程度、時代を追いかけ続けないとわからないことですので、そこの勉強もしましょう。

カクシンの法則

最後に、良質なビジネス書から得られる素晴らしい格言、信念/ビリーフに当てはまる法則を一つ、ご紹介します。

<カクシンの法則>

・言いたいことの「核心」は同じ

・ただ、伝え方に「革新」がある

・体験があるから「確信」できる

この法則はただ、漢字を変換していて思いついただけです(笑)。

さあ、良質なビジネス書を手に入れたら、次は自分への適用です。

せっかく良書を見極めても、自分への適用の際にモデリングに失敗すると、つまりキチンとロジックを組み立てられないと、再現性がなくなり、失敗となります。

ということで、次回は自分の中に取り込む際のポイントのお話をします。

^U^

ひとことポイント

・良質なビジネス書を見極めるために、①再現性、②独自性、③新規性の三要件をチェックしよう

コメント

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  2. […] ・良質なビジネス書を選ぶ方法を知りたい […]

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