本日もようこそ、Uです。
今日のお話は、特許の3要件のようなタイトルからネタバレ気味ですが、良質なビジネス書を見極める際のコツについてです。
毎日、毎月、毎年大量に出版される有象無象のビジネス書から、①いかに良書を選びだし、②いかに自分のものにしていくか、この2プロセスの前半です。
後半は次回にお話しします。
ビジネス書で最も重要なのは再現性
ビジネスや自己啓発系の本で最も重要なのは再現性です。
小説のように、「ああ、面白かった」で終わり、では意味がありません。
何らかの解を求めて読んでいるわけですから、自分の明日の行動に何か変化をもたらす必要があるわけです。
再現できない自慢話や一般論だけでは、全く意味がないのです。
再現性を支えるのは、「圧倒的な経験」や「科学的根拠」です。
圧倒的な経験とは、経験の中に質と量がものすごくあり、行動や考察を繰り返した結果、帰納的にある種の格言、信念/ビリーフが導きだされたものです。
企業経営者や、スタートアップでビジネスを始める人の本などは、これに該当するでしょう。
科学的根拠とは、科学的な実験や心理学的な実験などをとおして、すでに実証済みの成果から演繹的に格言、信念/ビリーフが導き出されたものです。
心理学的知見を取り入れた自己啓発書や、多くの研究成果を基にしたハウツー本などはこれに該当します。
圧倒的な経験や科学的根拠で、汎用性と具体性を行き来できており、ロジックもしっかりしていれば、それはかなり再現性があると言えます。
まず、再現性をチェックしましょう。
ポジティブワードのオンパレードが効くとき
ロジックや再現性のない、ポジティブ・ワードの繰り返しはあまり意味がないのですが、こういう言葉が効くときもあるにはあります。
それは、ものすごく落ち込んでいるときです。
マイナスの状態をゼロに持っていくときに効用があります。
あとは「信頼している人」からのメッセージだった場合ですね。
これは比較的、心に残り続ける可能性が高いと思います。
ただやはり、特にネガティブになっていない、ゼロかプラスの状態の人は「だから何なの?」になってしまう確率が大です。
一時期の高揚感が得られる興奮剤にはなりますが、根本的解決策にはならないでしょう。
さらに上昇させるには、やはり具体的な再現性が必要です。
独自性があるとブランドができる
独自性、つまりオリジナリティも重要です。
自己啓発系では、すべてがすべてオリジジナルだ、と言えるものは少ないかもしれません。
物事の本質は、いつの時代にも変わらない部分があるからです。
ただ、やり方とかストーリーとか表現の仕方とか、どこかしらに筆者独自の工夫があるものは、オリジナリティがあると言ってもいいと思います。
オリジナリティがあると、他者との差異が認められて「ブランド」ができます。
ブランドがあると「信頼」が得られます。
だから一度ブランドを好きになると、ファンは新作も欲しくなりリピートしてしまいます。
私が師匠としている堀江貴文さんとか西野亮廣さん、落合陽一さんたちはみな、ブランドとしての信頼感があります。
いわゆるキャラが立ってる人ですね。
キャラが立っているかをみましょう。
新規性で時代とのマッチ度をみる
新規性も重要でしょう。
この場合の新規性とは、時代へのマッチ度と言った方がいいかもしれません。
時代は急速に変化していきます。
昨日あてはまった法則や常識が、今日も当てはまるかはわかりません。
一流の師匠たちは、常に最先端を追いかけています。
というか、最先端を創り出しているのです。
環境の変化に適用できるものだけが、生き残れるのです。
マッチ度を確認しましょう。
あ、これは、自分もある程度、時代を追いかけ続けないとわからないことですので、そこの勉強もしましょう。
カクシンの法則
最後に、良質なビジネス書から得られる素晴らしい格言、信念/ビリーフに当てはまる法則を一つ、ご紹介します。
<カクシンの法則>
・言いたいことの「核心」は同じ
・ただ、伝え方に「革新」がある
・体験があるから「確信」できる
この法則はただ、漢字を変換していて思いついただけです(笑)。
さあ、良質なビジネス書を手に入れたら、次は自分への適用です。
せっかく良書を見極めても、自分への適用の際にモデリングに失敗すると、つまりキチンとロジックを組み立てられないと、再現性がなくなり、失敗となります。
ということで、次回は自分の中に取り込む際のポイントのお話をします。
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ひとことポイント
・良質なビジネス書を見極めるために、①再現性、②独自性、③新規性の三要件をチェックしよう
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