皆さま、本日もようこそ、Uです。
以前の投稿で、「人が行動するときの基準」であるビリーフ(信念)を中心に、心理学的な考え方をご紹介しました。
日々アップデートされていく世界を生き抜くためには、私たちも常に、自分自身をアップデートする必要がありますが、その際に有効となるのが、ビリーフのアップデートです。
ということで本日は、より強固なビリーフを獲得するためのポイントについてお話をしたいと思います。
ビリーフは変えずらい
私たちは普段、知らず知らずのうちに、自分のビリーフに則った行動をしています。
特に意識しなくても、ビリーフが自動で勝手にどう考えるかを決めてくれています。
言ってみればビリーフは、人間が生きるために作ったサバイバル・プログラムなわけです。
そして長年それで生きてこられたので、あまり変更する必要性を感じません。
というか、更新するのがけっこう大変です。
たとえば、新しい発見に感動して、「そうだったんだ!よし、今日から変わるぞ!」となることがあります。
でもそうやってビリーフを変えようと思っても、またすぐ元のとおりに戻ってしまいます。
人は毎日の繰り返しで生きていますから、変化をものすごく意識しないと、新しい発見の感動も日常の中で埋もれてしまうわけです。
そういうことってよくあると思います。
では、どうしたら新しい、ビリーフを獲得し、それを強固なものにできるでしょうか。
私は、ビリーフの強固さは「体験の強烈さ(インパクト)」と「継続性」の掛け算で決まると思っています。
・ビリーフの強固さ=インパクト×継続性
順番に説明します。
ビリーフのインパクト
まずは体験の強烈さ、「インパクト」です。
これは1回の刺激の大きさ、気づきの大きさです。
ものすごく腑に落ちた、とても感動した、という強烈なインパクトは、後になっても忘れにくく、人を動かす原動力になります。
例えば、好きな人が言った言葉やトラウマ的な出来事は、後になっても忘れにくいものです。
そうした強烈な原体験が強固なビリーフを、時には一瞬で形成するのです。
他にも、もともとの経験則の中でなんとなくわかっていたけど言語化できていなかったことを、ある瞬間「あっ、そういうことかっ!」と確信するときもそうです。
これを「アハ体験」と呼びます。
この場合でも、元々の経験に裏打ちされているので強固なビリーフができやすいでしょう。
ビリーフの継続性
もう一つの要素が「継続性」です。
これはどれくらいそのビリーフに基づいた行動を断続的にとったか、ということになります。
例えば、始めは本を読んで感動し、「○○は○○だ」というビリーフが「ほんのりと」できたとします。
これは「頭ではわかっているけど、身をもって実践できていない」ので、そのまま放っておくと消えてしまいがちです。
でも例えば「習慣化」のパワーを使って毎日継続していると、だんだん体に染みついていきます。
そして、いつしか考えなくてもそのビリーフに従った行動ができるようになります。
これが「継続性」です。
新しいビリーフを強固にするには
では、どうすれば新しいビリーフを強固にできるでしょうか。
ビリーフの大きさはこの「インパクト」と「継続性」の掛け算ですので、この掛け算した面積を大きくすればいいわけです。
いい意味でトラウマになるくらいのインパクトを持った強烈な体験を求めて、刺激的な冒険に出るというのも選択肢もありです。
「これはぜひ身に着けたい」と思う考え方に出会ったら、とにかく毎日、生活の中でコツコツ実践していくのも良い選択肢です。
一番良いのは、インパクトも大きく、かつ継続できることです。
ポイントはインパクトの熱が冷めないうちに、継続する仕組みを考えるという「仕組化」の発想です。
仕組化の方法については、また別の機会に、いくつかお話ししたいと思います。
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ひとことポイント
・「インパクト」と「習慣」の組み合わせに仕組化を取り入れて新しい自分を創ろう
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[…] ・新しい価値観を自分の中に取り入れたい […]